泉
集落を出てから4日目…
「カナタ……これって」
「あぁ」
カナタは史上2回目の壁画解読を始めた…
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解読を始めて数分後…恐ろしい言葉達を前にカナタの表情は暗くなる
「カナタ大丈夫?」
「書いてあったのは……魔物達の王……《厄災》ガルダって魔物について…コイツは人と同じかそれ以上の知能を持つ存在。宇宙を渡り星の生命を喰らう。やつは我々の星の王女がその身を犠牲に封印したが、それも時期解かれるだろう。”悲願”をこの壁画と共に……そう書いてあった」
カナタの暗い表情、《厄災》ガルダ、そして目の前に描かれている逃げることすらできない絶対な死を連想させる絵。”悲願”その言葉が事態の深刻さをより深くフミナに伝える
「ただでさえ大変なのにこんなのまで来たら地球はどうなるんだろう」
「でもこれが事実かは誰にも分からないし、もしいたとしても宇宙は無限…地球にガルダが来る確率はほぼゼロだ。それにどうすることもできないことを考えても意味はないだろ?…今は泉を探して飲み物確保を急ごうか」
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二人は森を抜けてすぐに見つかった泉で水筒に水を蓄える
「なんだか奥の方が騒がしいね」
「───────なんだこの魔力……初めて見る魔力だな…とにかくすぐここを離れるか。魔物が近くにいるみたいだし…今日の寝床はあそこの洞窟にするか」
二人は洞窟に逃げるように移動し夜ご飯の準備を始める
「う〜んなーんか妙な魔力を感じるんだよなぁ」
「魔力探知ってどれくらいわかるの?」
カナタは洞窟の入り口を氷で塞ぎ、魔物の侵入を塞ぐ
「ぼんやりとしか分からないかなぁ…感覚で言うとたまにある家の鍵閉めたっけ?とかしなしなになった瀕死の野菜を食べる時とか見たい…それ系の大丈夫かなぁ…それくらいぼんやりしてるかなぁ」
「全然わからないじゃん」
「でもよほどのことがない限り、半径10メートルに入った魔力はもうバッチリよ!」
二人はそんな話をしながら料理を済ませご飯を食べようとしたその時カナタがフミナに言う魔物だと。数秒後、洞窟の奥からキェェェェェェと耳障りな声を響かせながら無数のコウモリの魔物が押し寄せる
『ウィルフリーズ』
カナタは片手間にコウモリの魔物を一掃し、洞窟の奥側にも氷で塞いだ
「空気穴も開けてっと……よしご飯にするか」
100はいたであろう魔物を軽くあしらえるカナタの強さを再確認するのだった




