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宙魔戦記  作者: いかのてんぷら
第四章 兵器
64/70

神速

「ねぇカナタ…」 


「うん。そうだな…ミユはフミナを守って。カクレは俺と一瞬に魔物討伐だ」 


頷き皆それぞれ散る 


小手調べって訳か…舐めやがって 


身体中を改造された人の魔物達が建物を薙ぎ倒しながら現れる 

 

「遺体とは言え人の体をこんなにいじりって…許さない」 


「カクレ…冷静になれ。主犯じゃない、むしろ被害者なんだ…その怒りはいずれ会うゴミの為に取っておけ」 

 

カクレは顔を叩き雑念を振り払う 


「よし…いつものカクレになったな。来るぞ!」 

 

4メートルほどの巨体を持った人の魔物はカクレを、150センチほどの小柄の人の魔物はカナタを襲った 


チッ…分断か…これも命令か?どちらにせよ見てることに違いはない。まだリョウマ達と繋がりがないと決まった訳でもないし、魂纏いで消耗も手札も見せたくないなら氷単体だけで速攻潰す

 

『氷燐』 


カナタの体に薄い氷の膜が現れる。人の魔物はとてつもない速さで攻撃を繰り出そうとする。より早くカナタは攻撃を繰り出し魔物を吹き飛ばす 

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」 

 

カナタは背から剣を引き抜き魔力を込め刃を作り出すと魔物に向かって跳び、そのまま斬撃を放つ


浅い!直前で身を捩ったからか 


魔物はカナタに向かって大量の包丁を投げるが、カナタは全て叩き落とし再び斬りかかる。魔物は短刀を腰から引き抜きカナタと鍔迫り合いになる 

 

魔法は使わないのか?……いや使えないか 


カナタは魔物を天まで蹴り上げる 

 

コレなら使えようが使えなかろうがこっち有利に進められる 

カナタは魔物に向かって跳び斬りかかる。神速の一撃は容易く魔物の腕を切り裂く。続けてカナタは剣を振るったが人の魔物は寸前で避け地面に戻ろうとする 


「オラッ!!」

 

カナタは人の魔物に回し蹴りを食らわせ怯ませた瞬間再び魔物に神速の一撃が振り下ろされた。身を捩ることも、受け流すこともできず人の魔物はそのまま真っ二つになった 


遠くから覗くばかりで卑怯な奴だ…手札は見せすぎないほうがいいな


────────────────────────


「へぇ〜今のをやっつけるなんて…やるじゃん。なぁライアー…俺とコイツどっちが強い?」 


「十中八九カナタだろう。第一、エンスはまだ生まれたばかりの魔物だろう?」 


「でも俺の魔法なら人間ワンパンだぜ?」


「まぁしばらくしたら戦うんだ…今は待ちな」 

 

「はーい」


ライアーに諭されエンスはワクワクしながら画面を見ていた。まるで映画館でポップコーンを食べる子供の様にむしゃむしゃと人肉を食らいながら

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