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宙魔戦記  作者: いかのてんぷら
第一章 希望
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進む

朝食を済ませた二人は村から日持ちする食料や、薬、薬草、本、地図などをもらい村を後にする。目的地であるギルマティへと向かい北上する。 


「えっと…ここがヤマグチケンって場所らへんで、ギルマティがあるのがキョウトフって場所でしょ〜橋が壊れていたり、迂回しなくちゃいけない場所があるかもしれない、魔物との戦闘の可能性を考えたら大体7日前後だね」 


「7日…それまでギルマティはもつかな……あそこには魔法使いはいなかった気がするけど」 


「まぁもつと信じるしかないだろ」 


二人は森を歩いていると突如血痕が現れる 


「この血は人じゃ無いな…けど注意して進むぞ」 


カナタの忠告にフミナは頷く。しばらくすると血痕の正体が判明する 


「さっきの血痕にこの血溜まり…この子の」 


木に寝そべりながら寝ているオオカミを見つけフミナは近寄る 


これほどの血溜まりなのに死体が綺麗すぎる…


カナタの予感は的中し、オオカミの魔物は油断し近寄ったフミナに噛みつこうと飛びかかった 


『アイスブレイク!』 


オオカミの魔物の牙がフミナに触れる瞬間、間一髪カナタの術が魔物を仕留める 


「はぁ…まったく…気をつけろと言ったばかりだろう?」 

 

「ご…ごめん」 


「仕方ない…それより俺と木の間に来い。罠だったみたいだ」  


フミナはすぐさまカナタと木の間に逃げる。グゥゥゥと腹の虫を騒がせながらオオカミの魔物が五体姿を表す

 

なるほど…この魔力…おそらく真ん中にいる《隻眼》のオオカミがリーダーか…人を殺すためだけに考えられた罠。かなり賢いな


オオカミの魔物達は《隻眼》のオオカミの合図に合わせ四方八方に離散し、周囲を走り回る。再び《隻眼》のオオカミから合図が送られると一匹がカナタに噛みつきに飛び出す 


『アイスブレイク』 


再び放たれた術によりさらに一匹オオカミの魔物が死に、怒り狂い襲いにくると予想するがむしろ冷静に《隻眼》のオオカミの動きを見て距離を取るオオカミの魔物達

 

なるほど…『アイスブレイク』の発動範囲をこの一瞬で理解し、範囲外へ出るか…《隻眼》を先にやらないと面倒だな

 

オオカミの魔物達は《隻眼》のオオカミの合図を聞き一斉に魔法を放つ 


あれは『魔圧砲』か!基本的な術とはいえこちらの技の範囲外から遠距離攻撃を放つ選択が出来るのか…なおさら逃すわけにはいかないな 

 

『アイスウォール』 


オオカミの魔物達が放った『魔圧砲』を防ぎ隙をついて《隻眼》のオオカミの首を氷の剣で切り落とす。カナタは統率を失ったオオカミの魔物達を次々と切り伏せる 


「ふぅ…中々賢い奴らだったな。フミナ怪我はない?」


「うんありがとう…カナタ!」 


カナタが返り血を拭き終えると再び二人は歩き始めた

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