声
「はぁ」
カナタはベランダから空を見上げる。地上とは対照的に美しい星々にカナタは思わずため息を吐く
「三つ目ゲットだね」
横には月明かりと見間違うほどに透き通った白髪の少女リンがいた
「─────なぁ…魂を壊す事って出来ないのか?」
「なんで?」
「魂を壊す力がないと俺の知らないところで5つ次のステージへ上がった魂を作られたらおしまいだし、何より魂の元になった人が成仏出来ていない気がするんだ」
「なるほどね……結論から話すと魂は壊せない。でも魂を現世に縛っている…つまり魔力を奪い去る力ならある」
「それを使えば魂に刻まれた魔力を奪える…魂のステージを下げれる!」
「そう…それをすれば魂は現世に留まれず消滅する」
「ならその力はどこに!?」
「ごめんそこまでは……ただ魔力を奪う魔法を使う魔物がいたから同じ魔法を使う魔法使いを探せばいいと思う」
そう言った瞬間彼女の顔色が一気に悪くなる
「大丈夫?どうしたの?」
「アイツらが一つ魂を手に入れた…」
「つまり全部で五つ揃ったわけか…」
「こっちは三、あっちはに二…でも奪われた瞬間アイツが復活する。方角は南、距離で言うとここから一週間くらい離れた場所だね」
「なら逃げつつ、魔力を奪える魔法が使える人を探すか…」
「そうなるね…頼んだよカナタ」
リンはそう言い残し光となり消えた
リョウマ………ガルダ………アイツらの好きにはさせない
カナタはベランダから部屋へ戻り暖かいお茶を飲み干すと椅子に深々と座り、テーブルに地図を開いた
目標は封印が解かれる前にガルダ本体に向かい、本体の破壊。でも中心地までまだまだ掛かる…迎え撃つか?いやまだアイツに勝てるほどの力がない。それにもうここは戦場には出来ない
力が欲しいか?
突如カナタの頭に何者かの声が響く
「誰だ!!」
俺はお前だ…力が欲しいか… なら俺を解放しろ
解放…?ガルダか?
「よくわからないやつの事は信じられないな」
そうか…だが、いずれ分かる。お前は俺を欲する
謎の声はそう言い残し頭から聞こえなくなった
なんだったんだ?今の……疲れてるのか?
カナタは地図をしまうとコップに水を入れる
「はぁ」
今日はもう寝るか…
水を飲み干すと布団の中に入り目を瞑った




