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宙魔戦記  作者: いかのてんぷら
第三章 腐敗
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刺す

カナタは触手に叩きつけられ建物の壁を壊し建物内まで吹き飛ばされる 

 

まだ足りなかったか…


カナタは瓦礫に埋もれた包丁を拾い握る 


「アァァァァァァァァァァァァッ!!!」 

 

怒り狂ったスリッガーは見境無しに暴れる。カナタから集中が途切れた一瞬の隙に、カナタは一気にスリッガーの懐に入り込み腹部を刺した 

 

「もう…もう休んでいいんだ!スリッガーさん!!」


スリッガーは再びカナタに意識を向け、渾身の蹴りを食らわせる 

 

なんだ?動きが…


スリッガーは触手を振るおうとするがあまり速度が出ない。次の瞬間スリッガーは片膝をついた


「ア……ア……ァ……」


スリッガーの脳裏に守れなかった守りたかった人達の顔が浮かぶ 

 

「ガァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」 


スリッガーは立ち上がり触手をとてつもない速さで振るう。あまりの速さにカマイタチすら生まれていた。カナタはザグラ以上の威力、速さのカマイタチを全身に食らい倒れる 


「オマエハァァァァァッ!!」


スリッガーは倒れたカナタの頭を鷲掴みにし、腹部を触手で貫いた 

 

あっ……これ…まずい…… 回復ポーションを…使わないと

 

ドッ!!! 


スリッガーはカナタにさらに攻撃をしようとしたその時建物の天井が崩れスリッガーを潰す 

 

あ……危なかった…カマイタチの影響で建物が半壊したおかげか…


カナタは自身を貫いている触手を切り落とし引き抜くとすぐさま回復ポーションを使って癒した 

 

「ゴ……ごめんね……巻き……込んじゃって……ありがとう」 

スリッガーは安らかな顔をしながら目を閉じた。それを見たカナタは手を合わせ祈った…もう二度とこんな悲劇を味合わないようにと

 

あれは魂? 

 

目を開けたカナタの視界にスリッガーの遺体から飛び出した魂が映る 

 

コレを吸収すれば真の意味でスリッガーさんは成仏出来ないんじゃないか?だけどアイツらに取られてまた辛い思いをするくらいなら魂を浄化出来る力を手に入れるまでは…

 

「お借りします」 

 

カナタが魂に触れると優しい光に包まれながら魂は体の中へと入っていった 


「カナタ〜!!」 


「大丈夫!?」 

 

「それが魔物か?」 


フミナに呼ばれてきたミユとカクレは戦闘が終わっているのを見てすぐさまカナタの傷の心配をする 

 

「大丈夫…回復ポーション使ったから。なるべく静かに過ごして明日にはここを出よっか」 


「ねぇカナタ」 

 

「フミナ…こんな事知っても二人はいい気分にはならないだろ?」 

 

「そうじゃ無くて……ありがとう」 


何もわからない二人を置き去りに、カナタとフミナは会話を終え宿泊施設に戻った 

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