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宙魔戦記  作者: いかのてんぷら
第三章 腐敗
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危険

カナタは地面に降り立つとフミナを逃し、変わり果てたスリッガーを見つめる 

 

触手が背中から8、体色の変化、魔力の大幅増加が変化点か…

 

カナタは一気に距離を詰めスリッガーに強打を叩き込むが、ダメージになっていなかったようで反撃の一撃を顔面に食らう 


この感じ…魔力が吸収された?クソッ!打撃じゃ致命傷なんて無理だし、氷や剣も寸前で吸収されるはず 

 

「お…まえの…………せいでぇぇぇッ!!!」 


スリッガーは触手を振り回しカナタを吹き飛ばす 

 

早く……早くスリッガーさんを……楽に……そうかそうだ!魔力があろうと体は人なんだ…魔物じゃない。なら爆発なり、放火なりすれば倒せはするはず…だけど…こんなに辛い目にあった人の最後まで辛くていいはずがない…何かないのか? 

カナタはスリッガーの注意を引きながら町を駆け抜ける。幾度と無く繰り出される触手攻撃を掻い潜り作戦を考える 

 

「どうしてどうしてどうしてッ!!」 


クソックソックソッ!!! 


カナタは振り下ろされた触手を受け流し覚悟を決める  


これ以上苦しむ時間が長くなるなら…


「しっかりと………殺します」 

 

カナタは触手を避けると瓦礫を掴み投げる。だがスリッガーは容易く受け止め投げ返した 


あっぶね!!……何か攻撃手段は…粉塵爆発は無理だ…火元となる物が無いし、そもそも風通りがよすぎる。瓦礫だけじゃ火力不足…


なんとか触手を避けていたカナタだが、ついにスリッガーに足を掴まれ引き寄せられる 

 

「こんなこんなこんな!!」


スリッガーの攻撃がカナタの腹部を切り裂く 


「オラッ!!!!」 


カナタは高速の回し蹴りをスリッガーの顔面に食らわせ距離を取る 


後少し深く切られてたら内臓が出てたぞ……


カナタは傷の具合を確認し終えると走り出した 

 

ここじゃジリ貧だ…なにか無いのか? 


カナタは瓦礫などを投げ牽制しつつ辺りを物色する 

 

「ハズじゃなかった!!」 

 

スリッガーは触手を使い地面を砕きカナタを宙へ吹き飛ばす 

あれは…畑に…川……畑ならアレがあるかもしれない。もしアレがあれば、アレと川の水を使えば……だけど決定打になるかどうか

 

宙にいるカナタ目掛け触手は伸びる。容易く避けたカナタにスリッガーが放った魔力の波が襲い掛かる。地面に叩きつけられたカナタの目の前には袋いっぱいに入った肥料…生石灰が映る

 

「お前のせいだ!!!」 


迷ってる暇は…もう無いか…


カナタは目の前に現れたスリッガーに向かって走り出す。触手をギリギリ避け切り、袋いっぱいに入った生石灰をスリッガーに掛ける。そのままの勢いでスリッガーを押し川に落とした

 

「アァァァァァァァァァァァァァァッッッッ!!!」  


生石灰は水と反応すると化学変化が起こり水酸化ナトリウムを生み出す。その時場合にもよるが、200度以上の強い熱を発し、可燃物を燃やす。さらに水酸化ナトリウムは人体に有毒、化学やけどを引き起こす。3段階の攻撃だ…コレで終わればいいが…


川から上がり地面をのたうち回るスリッガーを警戒しながら見守るカナタだが、衝撃的なものを見る 


「マジか…」 


全身が燃えながらもスリッガーはカナタに向かって突撃を始めた

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