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宙魔戦記  作者: いかのてんぷら
第三章 腐敗
54/66

酔い

次の日…

 

やっぱり何か引っかかる…そもそもこの土地に血が流れすぎてる。それも最近 

 

「カナタ…朝ごはんだって」 


「うんありがとうカクレ…すぐ行くって伝えて」 


カナタは渡された寝巻きから以前もらったマルガの近衛兵の服に着替え、階段を降りた 


「おはよーカナタ」 

 

「フミナ…おはよう」 


「ここすごいよ!バイキングって言ってシェフが作った料理を好きなだけとっていいんですって!」 


「食べすぎるなよ?」 

 

四人は宿泊施設に入っている食堂で朝食を済ませ、各自好きな事をし始めた 


─────────────────────────


「ねぇコレも可愛いよね?あっコレも可愛い!ミユは何かいいの見つけた?」 


「ねぇフミナ見てよ!このネックレス…すごく可愛い!!」 

フミナとミユは仲良くアクセサリー店で時間を忘れてショッピングをしていた 

 

コレ……カナタ好きそう…買ってあげようかな 


「店員さんコレください!」 


フミナは美しい宝石が贅沢に使われた指輪を買う 


「フミナそれ…翡翠の指輪ですか?」

 

「うん。魔除けの意味とかもあるみたいだからピッタリじゃない」 

 

「えぇ!絶対喜んでくれますよ!」 


────────────────────────

 

「コレすごい美味しいよ!」 


「ねっ!!僕初めて食べたよ!」 


カナタとカクレは名物のフライドチキンを頬張る。カナタは初めての食感に、カクレはその味に、別の理由ではあるが、二人はフライドチキンの虜となっていた  


「カナタあれを!!」

 

「な…なんだと!?」 

 

フライドチキンを食べ終え、街をぶらぶらと歩いていた二人の目にチーズハットグが映る 


「おじさん!コレ2つ!!」 


「あいよ!」 


揚げられたばかりで耳をすませばまだパチパチとなっているチーズハットグにかぶりつく 


すごい…いい匂い。それにこの国の食べ物は全部食べやすい。前に食べた鶏肉もフライドチキンになれば驚くほど食べやすい…”まるで食べてないみたい”


カナタ達は笑いながらどんどんご飯を買い、食べていった 


─────────────────────────

 

「「「「かんぱ〜い!」」」」 

 

夕方頃に再び集まった四人は居酒屋にて祝杯を上げていた 

 

「よーし今日は飲むぞー」 


カナタはそう言うとビールを一気に飲み干す 


「ちょっとカナタ…あんたすぐ酔うんだから飲みすぎたらだめだよ?」


「いいのいいの…酔いだけはみんなと同じなんだから楽しまないと」 

 

カナタは頬を赤く染め上げながらビールのおかわりを頼み、再び一気に飲み干した

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