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宙魔戦記  作者: いかのてんぷら
第三章 腐敗
50/66

航海

翌日…

 

「よし…行くか!」 


4人は船に乗り、大陸を目指してマルガを後にした 

 

「潮風が気持ちいいね」 


「僕初めて船に乗ったよ」 


「そういえばなんでカナタは船を動かせるの?」 


「本を読んだからね」 


カモメが鳴き、波の音だけが場を支配する。美しい日差しと水面は忘れられない思い出となるだろう 

 

────────────────────────


「よし…ご飯食べるか」 

 

「「やったー!!」」 


航海も残す所あと半分、ウィンナー、パン、レモンのハチミツ漬けを取り出し、四人は昼食を開始した 


「う〜ん美味しい!」


「ご飯ってやっぱりいいね〜」


あれ?二人とも美味しいって…


「二人に質問なんだけどさ、味覚…ある?」 


「あっ…そういえば魔法使いになったら味覚がなくなるんだよね」 


ミユは困惑が隠し切れていないようだった

 

「えっどう言うこと?私は特に何もないけどカクレは?」 

 

「いや俺も今まで通りだよ?」 


え?どう言う事だ?みんなも同じじゃないのか?魔法使いになってから味や痛覚、感情…


「ねぇカクレ…ちょっとごめんね」 


カナタはカクレの頬をつねる 


「ったいよ〜」 


「痛い!?」 


なんだどうゆう事だ?え?俺だけなのか?? 


カナタは頭を悩ませながら、口にパンを運ぶのだった 

────────────────────────

 

次の日 


「ついたッ!!!」 


フミナは一番乗りに大陸に飛び乗る 


「本には書いてあったけどまさか本当にあるなんて…僕は夢を見ているみたい!」 


興奮しながら新天地に胸を躍らせる二人を横目にカナタはミユに『天地上下キネシス』を使って船を小さくするよう頼む。 


ポン 


カナタは小瓶に小さくなった船を入れ、コルクで封をする 

 

「よし…行くか!」  


四人は軽い支度を済ませると歩き出した 


「流星群の中心…ガルダがいる場所ってどこか分かっているの?」


ミユの呟きにカナタは答える 


「うん…昔の資料や、隕石の数、大きさから考えてタイセイヨウの真ん中あたりで間違いないと思う」 

  

カナタがそう言った瞬間3人の探知に一体の魔物が引っかかる 

 

「魔物……あの見た目は…サイか」 

 

木々を薙ぎ倒しサイの魔物は四人に襲いかかる 


『アイスブレイク』 

 

魔物は凍てつき、砕ける 

 

「よし…行くか」


コンクリート一つない平原を四人は進む

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