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宙魔戦記  作者: いかのてんぷら
第一章 希望
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食事

翌日…火の手から逃れた民家で寝泊ったカナタ達は鳥の鳴き声で目を覚ます。カナタはそのまま皆の墓まで行き、祈る。 

安らかに眠れるように───────

 

後から起きたフミナはカナタを見つける 


「おはよう…カナタ」 

 

昨日も思ったけど家族が亡くなったのに涙が出てない  

昨晩から抱いていた疑問が確信に変わり、つい口から溢れる 

「…悲しく無いの?」 

 

言い終えた瞬間ハッとし、謝るフミナにカナタは大丈夫だと言い切る 


「悲しいは悲しい…けど悲しくて泣いたりは無いね…それも魔法が使えることへの代償なんだ。感情が薄くなったり、味覚が無くなったり、痛覚が鈍ったりとか色々デメリットもあるんだよね」  

  

「それも壁画に?」 


「いや俺の見た壁画には魔法については書かれてなかったな…書いてあったのは薬草の使い方と、ウィルスの事について」 


カナタはそう言い終えると再び祈り始める。それを見てフミナも祈り始めた…

 

「よし…そろそろ朝ごはんにするか」

 

─────────────────────────

 

「よし……食べるか」 


カナタ達は一口サイズに切って焼いた鶏肉に、目玉焼きとパン、切り分けたりんごをを囲み、食事を始める  


「カナタに聞きたいんだけどウィルスって死体にしか寄生しない合ってるよね」  


「そうだよー」 

  

返事を返した後、鶏肉を箸で掴み食べるカナタにフミナはさらに疑問を投げかける


「ウィルスってまだ生きてる動物も吸うことはできるの?」 

「──────あーそうゆうことか」 


カナタは水をゴクゴクの飲み、話の続きを語り始めた  


「俺一回魔物に殺されてさ…その時にウィルスを吸ってて、俺は魔物にはならず代わりに蘇りと魔法をゲットしたって訳」


噂は本当だったんだ……一度死に、ウィルスを吸ったにも関わらず、ウィルスに打ち勝ち蘇りがえったものだけが魔法を使えると言う噂は 


「いやーあの時は痛かったなぁーだって体のほとんどが引きちぎれてたんだぜ?」 


「ならどうして今体がくっついているの?」 

 

更なる問いにカナタはパンを飲み込み話す 


「ウィルスは死体に寄生したときある程度肉体を再生…と言うか作り出すんだよね。じゃ無いとせっかく寄生してもバラバラ死体だったら何にもできないじゃん」 

 

「なら昨日の」 


「フミナは今まで魔法使いを見たことあるか?」  


気まずい沈黙を察したカナタは早く食べてそろそろ行こうと話題を変えるのだった


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