感謝
2日後
二人ともだいぶ魔法使える様になったな。ミユも重い物は制限あるけど、軽い物ならほとんど制限なく宙へ上げられるし、カクレの電気も俺の氷並の出力が出る様になったし…2日でこれはすごいな…
「カナタ〜今日は何する?」
「う〜ん…魔力や魔法ってある程度鍛えるとそれ以上にもそれ以下にもならないからあとは体を鍛えるくらいしか無いかな」
「そうなんだ」
「なんかあっと言う前だったなぁ」
残念そうに呟く二人にカナタはご褒美にご飯に行こうと誘う
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レストラン《パ・パ》…マルガにある老舗の一つだ。和洋中の全てにハズレなしだと言うのに、全てがリーズナブルな値段で提供されるカナタの行きつけの店だ
「ご褒美だからね。俺が奢るからなんでも頼みな」
「いいの!」
「やった〜!!」
各々が頼んだ好きな食べ物が届き食べ始めた頃カナタはついに本題を話し始めた
「今朝も話したけれど、明日二人の故郷を滅ぼした魔物の所へ行く。魔物との戦闘は二人は初めてだから緊張すると思うけど、勝てるように二人を強くしてるから何も心配はいらないよ…必要なのは絶対勝つって気持ちくらいだな」
カナタはそう言いながらメロンクリームソーダを飲む
やっぱりここのメロンクリームソースは喉越しが最高だな…味覚があったらなぁ
「ついに……明日」
「大丈夫だって!今の僕らなら必ず勝てる」
二人は自信と、怒りを抱いて明日を待ち望んだ
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夜の9時頃……カナタは図書館に篭り本を読み漁っていた
「お疲れ様カナタ」
もはやカナタが居ると疑わないフミナは確認すらせずカナタに向けて声を掛ける
「よく分かるな」
「あったり前でしょ?」
カナタは視線をフミナの両手にある一つの箱に吸い寄せられる
「前にりんごを取りに行ったでしょ?それで作ったの…はいどーぞ!」
フミナは箱をカナタに渡す。カナタは机の上に置き箱を開けると中からアップルパイが出てきた
「コレ……」
「前に思い出になる様な料理を作るって話をしたでしょ?だから…一緒に食べよっか」
カナタはフミナの言葉を聞き笑いながら言う
「食べたかっただけじゃ無いの?」
「なッ!ちがうよ!」
「うそうそ……ありがとうフミナ。それじゃあ一緒に食べようか」




