新米
フミナは本の中からコレッ!!と言うアイディアを見つけた。だが、肝心の材料がマルガには無く、フミナは半ば強引にカナタを説得すると、二人は材料を取りに森へ向かった
「りんごが必要だって言ってもさぁ…そもそも生えてる場所知ってるの?」
「うん昔にギルマティとマルガが植えた場所があるんだよね」
そんな話を二人は話しながら、森へ入りりんごの木へ辿り着く。フミナはりんごを3つ取り、持ってきたカゴの中に入れる
「ありがとうカナタ。これで大丈夫だよ」
「おう。楽しみにしてるから」
用事を済ませた二人が帰り道を歩いているとき突如カナタが言う魔物だと
「来るなッ!!」
「キャァァッ!!」
「カナタッ!!あっちから悲鳴が!!」
「魔物に襲われているみたいだ急ぐぞッ!!」
カナタはフミナを抱えて一気に跳ぶ。しばらくするとイノシシの魔物の姿が見え、カナタは一瞬にしてイノシシの魔物を蹴り飛ばし襲われていた人を見るが、二人とも腹部が吹き飛んでいてすでに息はなかった
「そんな…」
フミナが呟くと同時にカナタに吹き飛ばされていたイノシシの魔物は再び襲い来る
『アイスブレイク』
魔物は凍りつき、砕ける
金髪に、青い瞳の少女と、焦茶髪に、赤い瞳の少年を見てカナタは固まる
「カナタ…どうしたの?」
そんなカナタを見て、フミナはどうしたと聞く。カナタから帰ってきたその答えにフミナも驚愕のあまり固まる
「───────魔法使いが二人生まれるぞ」
カナタがそう口にした瞬間金髪の少女と、焦茶髪の少年の怪我は癒え、目を覚ました
「おめでとう…今日から君達は魔法使いだ」
二人は警戒しながらカナタを見つめる
「俺はカナタ…桜木カナタ。一応隣のコイツの近衛兵で、魔法使い」
「私は木野フミナ」
「あ…あの僕ら死んだはずじゃ」
まだ状況が理解できていない二人に、カナタは端的に状況を教える
「そうだったんだ…私は田中ミユ」
「僕は谷口カクレ」
自己紹介を済ませた四人は歩き出し、マルガへと向かった
「おかえりなさいカナタ様に、フミナ様……後ろのお二人は?」
カスミは無事戻ってきた二人の後ろにいる彼らのことを聞く
「彼らは生まれたての魔法使い」
「魔法使い!?」
あいさつを済ませた四人はカフェに移動し、さっそくカナタは何故森にいたのかを聞いた
「実は僕達のいた集落に四つ腕で、顔に仮面を貼り付けたような、そんな見た目の人の魔物が現れて、走って逃げてたら貴方達と」
「今行けばまだ間に合うかな?」
「いや多分もう……」
フミナの問いにミユはそう言う
「二人はその魔物を倒したいか?」
カナタの問いに二人はすぐさま返す
「「倒したい」」
友の、そして両親の仇である謎の魔物を倒したいと言う言葉を聞いたカナタは二人に告げた
「なら俺が先輩魔法使いとして二人を鍛える。倒すための魔力はあるんだから」
二人はカナタの提案に賛成するのだった




