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宙魔戦記  作者: いかのてんぷら
第二章 深く
36/66

血を吐きながら倒れるカスミにフミナは駆け寄り声を掛けるが返事はない 


どうしよう…カスミが!カナタが来るまで時間を稼がないとみんな死んじゃう。かと言って戦えるわけでも逃げ切れるわけでもない。何か、何か話の話題を作って話さないと 


その時フミナの頭に一つのキーワードが浮かび上がる  


”魂を次のステージへ上げる”


「あなたさっき”魂を次のステージ”へ上げるための犠牲って言っていたけれど…具体的にどうなるの?」 

 

「これから死ぬのに聞く必要は?」 


「これから死ぬから冥土の土産に」 


コイツが生きていようが、死んでいようがあまり計画には影響ないな。それに 


リョウマはニヤリと笑い話し始めた 


「魔法使いになると皆例外なく感情が薄くなる」 


カナタが前に話していた魔法使いになる事のデメリット! 


「だが、薄くなるだけで無くなるわけじゃない。魔法使いの心が、怒り、悲しみ、無力感これらの感情に飲まれた時魂が進化する。本来魂は持ち主から取り出されるとすぐさま崩壊するが、次のステージへ上がった魔法使いの魂には魔力が刻まれ、強固な魂へと変わる」 


さっきカナタと見た謎の隕石にも書いてあった…極めた魔法使いの魂が五つ集まると魔 を浄化…コイツらはそのためにカナタの魂を?でもカナタの話だと地球以外に基本的に魔法は無いって…


フミナはカナタの話を思い出す。リンは人為的に魔法使いになったため地球人以外に純粋な魔法使いは生まれないと言う話を 


でもそれなら隕石の話がよく分からないな…だってそれを描いた時はリン以外に魔法使いはいなかったんでしょ?ならあの隕石の内容は彼が?何のために?でもそれはカナタと話して考えよう… それより今する事はカナタが来るまでの時間稼ぎ


「強固な魂に変えて…それから?」 


「強固な魂は取り出せる」 


予想が当たった!!やっぱり彼の目的は強固な魂を五つ集めて《厄災》ガルダの封印を解くこと! 


コイツ今気づいたか……

 

「もう冥土の土産には十分だろう?」 


リョウマはそう言いながら手をフミナ達に向ける 


「そうだね」 


リョウマは業火を解き放つが間一髪カナタが現れ氷の壁で皆を守る 


「感動の再会だな……カナタ」 

 

クソ兄貴…俺が殺した後俺と同じ様に魔法使いになってたのか 


「久しぶりだなクソ兄貴…もう一回殺してやるッ!」

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