階段
階段を降り始めて数時間…大きな広場を見つけた。巨大な蜘蛛の魔物と共に。とてつもない速さで魔物はカスミに襲い掛かる。両者の間に一瞬で移動したカナタは氷の剣を作り出し、巨大な蜘蛛の魔物を真っ二つに切り分けた
「ここは…なんの部屋?」
「ここはね〜……あっそうそう空気清浄機のメンテナンスが──────」
当たり前の様に魔物を倒すカナタと、カナタが倒すと信じ疑わない二人をカスミは見つめ思う。魔力があるから強いのでは無いと。反応すら出来ず、カナタが居なければ首が飛んでいたと確信するカスミはさらに警戒を強めた
「──────って場所のはずだよ」
フミナがそう入った瞬間カナタがいち早く動き、軍人達に降りかかる巨大なカマキリの魔物の刃を防ぐ
「どんどん魔物が多く…いや罠か!!」
カナタの予想通り、魔物達は強力な魔物の命令によって集まっていた
上の小島は身を交わす幅があるが、この狭い階段、多少のスペース……大量に攻められればいずれ身を交わせなくなる……まさか!!
「フミナ!!今まで通った階段の壁の何処に、配管はあったか!」
「うん!壁にあるドアを開けたらびっしりと!」
それだ!近くに死体を置いておき、俺達が通ったあと配管に忍び込んでいたウィルスが死体に寄生、階段の上下から襲い挟み撃ちにする気だったのか!!それなら魔力探知に引っ掛からなかったのも頷ける。蛸の魔物以降魔物が現れなかったのは油断させるため!敵は海中だと……この感じおそらくこのルートを通って魔物達はドームの中に侵入してるな。でなきゃこんな道知ってるはずがない
カナタは巨大なカマキリの魔物を蹴り隙を突いて首を切り飛ばした…だが、同時に大量の魔物の気配を感じる
「おそらく罠だ!魔物はもうドーム内に居るはず!!俺はここで魔物を食い止めるからこのまま突っ切れ!!」
カナタは下へ降りる階段に溜まった魔物を一掃し皆に降りろと急かす
「カナタッ!!」
「必ず追いつく!!」
フミナは魔物達に突撃するカナタを横目に、カスミ達と階段を降った
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1時間後…
「着きましたね…フミナ様」
「かなりの被害を……カナタの予想通り、魔物がすでにドーム内に…」
非常階段を下るとそこには美しかったマルガの姿は無く、瓦礫と血痕だけが残されていた
「あっ…あれは!」
フミナ達を仕留めようとあちこちから蛇の魔物達が列を成して現れていた




