紅茶
「はぁ……つまりフミナはマルガの王女で、マルガに魔物が攻めてきて逃げてる最中に俺とあった。ギルマティに協力要請したい、でもギルマティにも魔物がいた。ちゃんと強いかどうか…信用できるかの見定めも含め俺を頼ってギルマティの魔物を倒し切ったのち、主に俺の力を使ってマルガの魔物も倒そうとしたと…」
「はい……その通りでございます……ごめん」
「人の命を勝手に賭けてごめんですって?」
「ごめんなさい!!」
カスミさんめっちゃ怖い……フミナも言えないのも分かるから怒りに怒れないなぁ…だって王女だって言えば何されるか分かったもんじゃ無い
「まぁ仕方なかったわけだし…カスミさんもそんな怒らなくても…」
「今回はたまたま強くて優しい方だっただけでやった事はただの殺人と変わらないですからね!もう2度やらないでくださいね!!」
「ごめんなさい…」
カナタは大丈夫だと言い話題を変える
「鎧の作り方…ですか?それなら図書館を探せばあるかと」
「読んでも大丈夫ですか?」
「えぇ構いませんけど、今の技術ではまともに鎧一つ作れませんよ。1000年前に使われていた物を一部の優秀な者に渡しています。同じ物であれば今すぐお渡しいたしますがいかがしましょう?」
カナタは拒否しやり方さえ分かれば奴の徒手と、斬撃の両方を同時に対策できる方法があると
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「うーん思ったより複雑だなぁ」
カナタは本を片手に資料を読み漁る。だが、どれも1000年以上昔の本なので、情報を得るのに時間がかかっていた。元々はスマホなどに分かりやすく記録されていたが流星群以降インターネットが崩壊、なんとか破壊を逃れたスマホもインターネットがなければ機能しない。これは鎧に限った話では無い。年々減っていた職人。鎧から防弾チョッキへの移行。そもそも技術が受け継がれなくなってから何年も経ってしまったことで今や知識はあれど、鎧制作ですらロストクロノジーとなってしまっていた。
暗くて見ずらいな…燃料も貴重だから月明かりでしか本が見れないし。こんな時にデンキって奴があればいいんだが…いやもう何年も前に無くなったらしいエネルギーを求めても仕方ないな。父さんや母さん、じっちゃんもこんな時にデンキが〜って常々言ってたけど実際にあったのかすら分からないし… そもそもそんな都合のいいエネルギーなんかあるわけないよな
カナタは親達が話していた仮想エネルギーデンキがあればと思いながらも月明かりを巧みに扱い本を読む。そんな中図書館にフミナが何かを持って入ってくる
「あの…カナタごめんなさい。いつかちゃんと言わないと、とは思っていたの」
気まずそうに話しかけてくるフミナにカナタは明るく返す
「もう気にしてないよ。それよりそれ紅茶だよね!」
「それと茶葉を使ったマカロンだよ。カナタにはこれからも頼りっぱなしになっちゃうから」
「気にするなって…俺がきちんとギルマティもマルガも救ってやるから。それはそうとして早く紅茶飲もうぜ!俺初めて飲むから楽しみ!」
二人はしばしのティータイムを楽しんだ




