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宙魔戦記  作者: いかのてんぷら
第一章 希望
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魔法使いの少年

2040年地球に巨大流星群が降り注いだ。世界人口が大幅に減少する大被害を受けたが、悲劇は終わらなかった。2063年隕石に付着していた未知のウィルスが地球の環境に適応………驚異的な速さで増殖、さらに肉体を生み出した。ウィルスから新たなる生物になったそれらを人類は名をつけた魔物と…魔物は流星群から生き残った人類を狩り尽くそうと攻撃を始めた。魔物の前には近代兵器では傷一つつけることが出来ず、もうダメかと思われたその時人々はまだ神が見捨ててはいないと確信した。人類の中に魔物が扱う不可思議な術が使えるものが現れた。その術はなんと魔物に対抗できたのだ。人類は魔物の根絶を掲げるが、術を扱えるものはまだ少なく中々打開できずにいた 

 

「い……いや!来ないで!」 


ここは日本と呼ばれていた土地だが、流星群と魔物の影響によりもはやその名を知るものはほとんどいない。それほど荒廃した世界ではどれだけ叫んだとしても助けは来ない。 


「はぁはぁはぁ……もうだめ…」 


茶髪の少女は足を挫いたのか、左足首から血が流れており、ついに地面に倒れてしまう。ガイコツの魔物は少女に追いつくと勢いよくこん棒を振り下ろす 


「させるかッ!!」 


茂みの方から一人の少年が飛び出し魔物の攻撃から少女をその身を犠牲に守る。少年はガイコツの魔物を力一杯蹴り付け吹き飛ばすと少女の無事を確認する 


「うしろ!」 


ガイコツの魔物は怒りに任せ再びこん棒を振り下ろす。少年は優雅に避けるとガイコツの魔物に向かった魔法を放った 


『フリーズブレイク!!』 


少年がそういうとガイコツの魔物の体を包む様に氷が現れガイコツの魔物の動きを止める。数秒後氷は中に閉じ込められたガイコツの魔物ごと割れ消失した。少年は再び少女に身の安全を問う

 

「先程足を挫いてしまいましたが歩けないほどじゃないです。それより魔物を退治してくださりありがとうございます!あなたがいなければ私は今頃…」 


「いいってそれが俺の仕事だし。敬語も大丈夫だよ…年近いと思うしさ…俺桜木カナタ16歳!」 


「わかった……私は木野フミナ15歳よろしく」 


カナタは茶髪の少女…フミナと年が近いことを知ると笑いながら自分が住んでいる集落まで案内するといい、背中にフミナを背負い歩き始めた


「ねぇカナタ…さっきの氷って魔法だよね」 


カナタはフミナの問いに頷く


「すごい!魔法を使えるのって一万人もいないのに!」 


カナタは嬉しそうに笑いながら会話を続けた

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