評価催促と心理的リアクタンスについて
さて、様々な作品を読んでいる方なら一度は見かけたことがあるであろう。
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という後書き。
やはりというか不快に思っている方が多いようで、評価催促についてのエッセイを見かけたので私も書いてみようと思った次第である。
そのエッセイとは切り口が違うのでご勘弁して頂きたい。
さて、評価催促についてだが、プロローグもしくはエピローグに書かれているのであればまぁ仕方ないかなと思える。
が、毎ページに書かれていれば嫌にならないだろうか?
物語が面白くても冷めてしまう。
それはなぜか。
物語の世界に入り込んでいたのに後書きで評価の話をされて水を差されたから。というのも一つの理由ではあるだろう。
だが今回書きたいのは、タイトルにもなっている"心理的リアクタンス"という心理的な動きについてだ。
親に「宿題をしなさい」と言われた時、これから宿題をしようと思っていてもやる気が無くなってしまったことはないだろうか。
「部屋を掃除しなさい」、「食器は水に付けなさい」、「お風呂に入りなさい」など何でもいい。
人は自分で自分の行動を決めたいという欲求を持っており、上記のように他者から自分の行動を強制されると嫌悪し反発してしまうのである。
自由を制限されると、その自由を取り戻そうとする心理現象のことを心理的リアクタンスと言う。
何を言いたいのかと言うと「評価してください!」と書くことで読者が心理的リアクタンスを引き起こし、逆に評価されにくくなってしまう恐れがある。ということだ。
とはいえ「評価してください!」と書くのは作者様の自由であり、私が「『評価してください!』という文言を書くな!」と書くつもりはない。それこそ心理的リアクタンスを引き起こしてしまうからだ。
ただし、規約の第14条 禁止事項の15.に
『一人又は複数のユーザが、本サイト内外を問わず、特定の作品に対する評価を依頼する文章を掲載する、又はメッセージで送信する行為。
ただし、本サイトの評価システムの信用を毀損する恐れがないと判断される行為は除く』
とあるので場合によっては禁止事項に触れてしまう恐れがあることだけは注意して頂きたい。
余談として毎ページの後書きに評価催促が書いてある小説に出会った場合、私がどうしているかについて書こう。
タイトルやあらすじなどを読み、面白そうだなと思って読み始めたわけである。後書きに「評価してください!」の文言を見つけても最初だけかもしれないと思い一応は読んでいく。
それが毎ページになると、場合によっては読むのを止める。もし最後まで読んだとしても毎ページの後書きも評価対象になり評価催促の文言が無かった場合に比べると厳しい評価になる。具体的には評価催促の文言が無ければ★5であったとしても★3であったり、評価自体しないことだってある。
だが毎ページに評価催促が書かれていても★5を付けた記憶はある。
その時の私の心境としては「毎ページに評価催促が書かれていて不快に思ったのに悔しい! ★5を付けたい!」であった。
ともかくこれはあくまで私の場合であり、参考程度にお考えください。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。
さらに余談。つい最近まで一度評価を付けたら消せないと思っていたのですが、評価を取り消せることが判明しました。
なんと前回の評価と同じ☆アイコンをクリックすれば評価を取り消せるんです。