表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ラブゲーム!  作者: 和藤 結希花
2/54

毎日それぞれに充実してますよ。

「ああ〜アイちゃんマジ私の(いや)し』


私はゲーム機の画面の中のキャラクターを見つめながら呟いた。


「あらあら……そんなんじゃあの子寂しがるわよ?……いや、あの子も同じか……」


 黒いシンプルなエプロンをした女性はため息混じりに言った。

 彼女は花奈(はな)おばさん。

 私とは血は繋がってなく、上原家に嫁いできた人だ。

 私は出されたクッキーを(かじ)りつつゲーム機をいじる。

 ん、美味しい。


「趣味が一緒って得だよね」

「今は何をやっているの?」

「んーーとね。キャラクターにダンスを踊らせるゲームなんだけどね、めっちゃかわいいんだよ、アイちゃん!」

「あー……あの子も莉音ちゃんという人がいながら、なんかリアがどうしたこうしたって言ってたわね……」

「ああ、あいつリア押しだもんね」


 私はさらっと返した。


()かないの⁉︎」

「次元が違う子に嫉妬(しっと)してどうすんの……」


 花奈おばさんは私がいたってクールに返すので戸惑っているご様子。

 いやいや、2次元と3次元は違うよ。

 毎日それぞれ充実してますし、楽しんでます。


「はぁ…もう、これでいいのかしら……」

「心配しないで、花奈おばさん。だって……」

「俺たち愛しあってるしー」


 突然もう一つの声が聞こえた。

 振り返ると、学ランを着た、憎たらしいほど顔がよく整った男子が立っていた。

 みんなが噂していた私の彼氏の上原(かみはら)直生(なお)である。

 ついでに言うと私と同い年の従兄で、私に『スーパードライガール』と名付けた『スーパークールボーイ』である。



「…………」

「お前なんつー顔してんだよ。怖がらせて悪かったな。てか、ただいま」

「お、おかえり。って、怖がってないし!」

「はいはい、はやく始めよーぜ」

「うん」


 私は自室へ行く直生のあとを追いかけた。

この小説に出てくるゲームやゲームに出てくるキャラクターは私がこんな感じなのかなー、こんなのがいたりするのかなー、というようなめっちゃ適当な感じで考えたものなので実在しません。……実在してたらすみません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ