引きニートは皆殺しにする
はぁ〜今日から働かないと行けないのか。超憂鬱だ。おっさんにがっぽり稼ぐ方法聞いてみよう。俺はギルドの扉を開け中に入り受付のところまで行った。
「よう、おっさん」
「おう、お前か。悪いが今は相手をしてやれねーんだ」
周りを見渡して見るとどこか慌ただしい感じがする。心なしか空気が重いような気がする。
「何かあったのか?」
「ああそうだ。突然この町の周りに大量の魔物が現れて、Cランク以上の冒険者を招集しているんだ」
へぇー、皆さん頑張ってくださいね。この町守ってくださいね。さて、帰って寝るか。
「邪魔したら悪いんで俺は帰ります。頑張ってください。おやすみ〜……ふぁぁ」
この角を曲がったらやっと宿に着く。早く寝よ…う?おい!なんで俺の泊まってた宿から煙が出たんだよ。ふざけんな!俺の睡眠を邪魔した奴出て来いや!殺してやるからよ!
「おい!そこのお前!何があった!」
「突然火の玉が降ってきてあの宿に当たったんだよ」
ちょっとこの周りにいる魔物を皆殺しにしよう。祭りじゃ祭り血祭りじゃあああああああ!
まず、目立たないために黒フードを着てあと武器もいるな。よし準備完了と、さぁ祭りを始めよう。
「結構な数いるな。まぁ全員皆殺しだから関係ないけどな」
尋常じゃない速度で移動し敵をひたすら斬っていく。不敵な笑みを浮かべながら斬っていくその姿はまさに化け物。
「あとあのドラゴンだけか」
ドラゴンに向かって跳躍し、思いっきり剣を振り下ろしたがカンという音とともに弾かれてしまった。硬っ、さすがドラゴンという訳か。超あのドラゴン飼いたいんだけど。飼ったらダメかな?いややっぱいいや面倒見るのめんどくさいし殺そう。
「さようならドラゴンさん!」
またドラゴンに向かって跳躍し、今度は剣で叩きつけるように振り下ろした。ドラゴンは地面に激突し動かなくなった。
「思った以上に弱かったな。ん?まだ息があるな。なら最後は俺の拳で終わらせてやる」
拳を思っ切り振り下ろすと地面に半径1キロのクレーターができてドラゴンは粉々になった。
自分の周りを見渡して見る。地面は血の海で屍がそこら辺に沢山転がっている。少しやり過ぎたな。まぁ久しぶりに楽しかったからいいか。あとはおっさんがなんとかしてくれるだろう。よし帰るか。
このあと黒フードの彼は漆黒の英雄と呼ばれるようになった。