知らないなんてことはない
子供だねってあなたは言う
知らない世界の知らない場所で
あなたは、生きているのだと
その先にある闇を知らないのだと
大人なんて嫌いだと君は言う
明るい日の下でしか生きられない
健やかな空の下にしかいられない
そんな尊い君にはわからない
知らないと思ってる?
私は、子供じゃないの
大人がすることくらい知ってるわ
汚いことも暗いことも知ってるわ
大人ぶりたい歳なのだろう
知らないことを知ってるという君は
大人の苦しさも罪深さも知りはしない
その儚い美しさを失って欲しくない
大人は、ずるい
子供だといって全てから遠ざける
いつかは、知ることだというのに
大人になれば知らないと怒るくせに
その純粋さは時限爆弾
美しさは、儚い花火
その晴れやかな笑みすら
いつかは、欲にまみれて消えて逝く
その汚さを知ったとき
泣く君を檻にいれて
綺麗な場所に閉じ込めよう
知らないことは無くなった
そのあとに
子供って純粋そうにみえて
いっぱい黒いもの持ってますよね。
人をまだ認識しきれていないから
限界を知らんとばかりに踏んじゃって
ハラハラさせられます。
いじめもその延長でわからないから
楽しいから憂さ晴らしなんて考えてなくて
本当に純粋に悪を知りそれを試したに
過ぎないんだろうなあと思います。
やられた人からすれば恐怖以外ないけど。