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一つ目・・・・・・(2)

まあ、もちろん会ったばかりの彼女が素直に目をつぶってくれるわけはなく。


「うわあ、わあ!何なんですかあれ!びっくりしましたよ!?すぐに手をとられて引きずられたのも結構びっくりしましたが!」


「うるさい。耳障りだから少し静かにしてくれ」


なおもぎゃあぎゃあ言う彼女を尻目に周りを警戒する。

僕はあの後、『テケテケ』から彼女の手を取り、(無理やり引きずり)教室の中に入り込んだのだ。


さてどうするか・・・僕だけならともかく、この子がいるのなら話は別だ。

人には『アレ』を見せるわけにはいかないし・・・

でも今まさに僕に向かってペンを振り下ろそうとしている彼女をほおっておくわけにも行かないし。


と、僕は彼女の手をひねりペンを落とさせて、なおも考える。

この子を見捨てるか?いや待てそれは論外だ。だがしかし、どうせこれを解決しなければ彼女は死ぬ。・・・どうする?一人の人間を助ける為に全てをなげうった僕がここで一人の女の子を見捨てるかのか?


否、


見捨てる事などできるわけがない。

ここで見捨てたら意味がなくなる。何が起きるかすら分からない。

また、人が僕の目の前で死んだら何が起きるか全く持って分からない。

だから、こいつは見捨てない。


「話を聞いてくれるか?」

「なんですか?」

「あいつを倒す為に・・・協力してくれるか?」

「まあ・・・」

「?何か条件でもあるか?」

「今まさに、私の手を折ろうとしてるのをやめてくれるのなら」












テケテケとは、一般的には北海道で生まれたとされた妖怪である。

ある日事故によって上半身と下半身が分かれた女性がいた。その人は冬の寒さで血管が収縮したせいでもがき苦しんで死んだ。と言う話から生まれた妖怪である。

しかし近年、北海道の冬の寒さでは血管の収縮は起こらない。とされて、次第に廃れていった妖怪である。

七不思議は怪異現象だが、それを構成するものは妖怪が多い。

さて、そんなテケテケがなぜ僕がかよう高校に現れるのかと言うと、こんな逸話があるからである。


ある女子生徒がいた。その女子生徒は才色兼備だったためにみんなにねたまれた。そこまで言えば分かるだろう。そう彼女はいじめられた。

限界まで、限界まで限界まで限界まで限界まで限界まで限界まで限界まで限界まで限界まで限界まで限界まで限界まで限界まで限界まで限界まで限界まで限界まで限界まで限界まで限界まで限界まで限界まで限界まで限界まで限界まで、追い詰められた彼女は自殺した。自分の腹をハサミで掻っ切ったのだそうだ。

そして、彼女の葬式が行われたのだが彼女の遺体を焼いたとき、


なぜか、彼女の上半身が消えていたそうである。

そして、彼女は自分の仲間を増やす為に大きな大きなハサミを持っているそうだ。これは、上半身と下半身が分かれてしまったらそれでアウトだということである。


そして、今僕は廊下にいる。

テケテケを待っているのである。テケテケを今僕は信じない、信じていない。だから彼女は、テケテケは来るはずだ。信じてないものの所にテケテケは来る。













ガチンッ・・・


ガチンッガチンッ・・・・



ガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガガチンッガチンッチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチガチンッガチンッチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガガチンッガチンッチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチガチンッガチンッチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガガチンッガチンッチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチガチンッガチンッチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガガチンッガチンッチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチンッガチガチンッガチンッチンッガチンッガチンッガチンッガチン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


来た。

それを確認するやすぐさま逃げに徹する。ちなみにテケテケの速度は時速100-150キロである。

だが、僕は逃げる。逃げれる。なぜか?答えは簡単である。

僕が同程度の速度で走っているからだ。

そして、僕は走りながら自分の手を


えぐり、


そこから日本刀を、取り出した。それは異常なほどに長く、不気味なほどに刃が長い。そして特筆すべきところは


それに持ち手がないということだろう。


それを僕は持った。

取っ手がなく、全部が刃であるその刀は僕の手に食い込んだ。

痛い、とてつもなく痛い。しかし、しかし、だが、なのに、けれども、でも


血は、それでも出ない。


一滴もでない。そう、それが僕が奪われたものの一つ。血だ。つまり僕の体の中の臓器はただあるだけである。動いてもいない。ただ飾りのようにそこにあるだけである。だから、血液の通っていないその空洞の部分に刀の刃を何本も差込み、ならぬ、刺しこみ外に出したときに一瞬で組み立てたのだ。


さあ、喰らい尽くそうか何もかもを。

僕は食料を目の前にして、少なからず気分が高揚していた。

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