表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幸せ  作者: yukko
20/37

手紙

1年が経った。

レオポルトから手紙が届いており、エリーザベトと手紙のやり取りは続いていた。

10歳になったエリーザベトに父は「そろそろ……。」と話をした。

家族が揃っている夕食後の団欒の時だった。


「エリーザベト、そなたも10歳になった。

 そろそろ、許婚が居ても良い頃だろう。」

「お父様……。」

「エリーザベト、良い話だと私は思いますのよ。」

「お母様……。」

「明日、その方に会わせたいと思う。」

「あの……お父様、その方は……どこの方でございますか?」

「我が国の青年だよ。」

「!………我が国の……。」⦅こんなこと無かったわ。運命が変わったの?⦆

「明日を楽しみにしていなさいね。」

「はい。お母様……。」


部屋の戻ったエリーザベトは、レオポルトからの手紙を木箱から出した。

ほとんどの手紙は父に見せていたが、見せていない手紙があった。

その手紙を震える手で出して読み始めた。

涙が出て頬を流れ落ちた。


「愛している。リシー。

 私は必ず、迎えに行くよ。

 君を私の妻にするために……。

 君となら私は幸せになれる。

 君の気持ちが私に向いているなら、Ouiウィと返事を……。

 Nonノンは嫌だなぁ……。

 Ouiの返事を待っているよ。

 今は人質の身だけれど、祖国に帰ることが出来たら……

 私は自由の身だ!

 そうなったら、迎えに行くよ。フラン公国へ……

 お願いだ。待てって!

 愛するリシーへ 君の夫になりたいレオより 」


⦅さようなら……。

 もう二度と会うことはありません。

 私はフラン公国で一生を過ごします。

 ………レオポルト様………

 どうか……どうか……幸せになって! 幸せに……。⦆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ