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形あるものはいつかは壊れる
コロガシ釣りを続けていると道具が傷んでくる。
どの様に壊れていくか道具ごとに述べる。
【竿】
竿の中の水分を放置しておくと、加水分解で竿の内側のカーボンが露出し剥がれ出す。
竿の繋ぎ目は内側の竿の肉厚が擦れて減ることにより、内側の竿が出て来るようになる。放っておくと外側の竿の縁が割れる。
【帽子】
麦わらが解れててくる。破ける。首紐の止め具が緩んで締められなくなる。
【ウェーダー】
股の部分の縫い目がほつれて水が入り出す。
【ベスト】
チャックの部分が錆びて開閉出来なくなる。
【長袖シャツ】
直射日光により色褪せる。
【鮎ブーツ】
靴底のフェルトを留めている接着剤が劣化してフェルトが取れる。
【鮎舟】
腰のバントに引っ掛けるためのプラスティックのフックが折れる。
【手網】
網が破れて、穴から鮎が落ちる。その前に頭の上に載せているため気付かず紛失することも多い。
【錘】
水深が浅い所を叩くせいで錘が変形し、仕掛けを括る部分が千切れる。