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母が亡くなった年のこと

母は5月のゴールデンウィーク中に亡くなった。

父は49日まで毎週法事をお願いし、それに付き合う形で毎週実家に帰っていた。

そのうち6月1日の解禁日が近づいてきた。

流石に釣りに行くのはまずいなと思い、諦めた。

解禁日当日にテレビをつけると、解禁日に釣りをした人の釣果と嬉しそうな顔がテレビに写っていた。

テレビを見ながら、鮎の仕掛けを黙々と作った。


実家に向かうには高速道路を使う。

広島インターチェンジに入り、上り車線を走ると橋の上から太田川を見下ろすことできる。

釣り師が竿を振っているのがわかる。

釣れているのか、すごく気になった。


49日が終わると、すぐに道具を準備をして鮎釣りに出かけた。


純粋に楽しかった。


釣りをしながら、鮎を持って行った時に喜んでくれた母の笑顔を思い出しながら、

亡くなったんだな〜とぼんやり思った。




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