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疲れて川で転倒する
川の中で釣りを続けるとどんどん足が疲れてくる。
上流から竿を振って下流に下り、また上流に上がってを繰り返す。
下流から一旦川を出て、河原を歩いて上流に上がれれば、まだ楽で良いが、
腰上まで浸かり河原に近づくほど深くなる場合には、
戻るために上流に向けて川を遡らなければならないことがある。
流れがあるため相当しんどい。
すると、足が乳酸によりだるくなり、通常は竿を振るたびに蟹のように横ばいで一歩下流に下がるのだが、横着して下流に向いて足を踏み出し、川底の石につまづく。
慌てて踏ん張れれば良いが、足が疲れているとそのまま川に前のめりに転倒する。
慌てて立ち上がるのだが、不思議と竿を手放すことはない。
そのまま釣りを続けると何度も転倒するため、終了の合図と捉え、納竿する事にしている。