表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/54

仕掛けを作り始めると猫がやって来る

仕掛けを作るのには結構時間がかかる。

撮りためたテレビの録画番組をリビングで観ながら仕掛けを作りたいが、妻が嫌がる。


針を落として踏んだら危険だという。


そんなことはないと反論したいが、前科があるので申し開きできない。

そのため、2階の自室で仕掛けを作ることになる。


我が家の犬は2階に上がってこないので問題ないが、猫は上がってくるので部屋の扉を閉めておく。


テレビをつけ、聞き流しながら仕掛けを作っていると、扉の向こうで気配がする。


猫が2階に上がってきたらしい。

扉を2、3回爪で引っ掻く音がした後に、開けてくれと鳴き出す。


鳴き声に痺れをきらせて扉を開けると猫がのっそりと扉をくぐる。

仕掛けを作る道具が散乱している前に猫が座る。


猫に危険だから手を出さないように注意する。


猫は神妙に聞いている。


仕掛け作りを再開する。


仕掛けを作るためにテグスをロビンから引っ張り出すのを猫はじっと見ている。


テグスは引き出されるたびにゆらゆらと揺れ、ロビンがクルクル回る。


こらえきれずに猫はテグスに手を出す。


ロビンは転がりだし、テグスは釣り針の束に引っ掛かり釣り針を散乱させる。


猫を抱きかかえ部屋の外に追い出す。


片付けていると、猫が鳴きながら扉を開けてと催促。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ