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川に住む人

こらっ!誰が勝手に釣りよんなら!


釣りをしていると大声で怒鳴られる。


やれやれと思い振り返ると日に焼けたおっさんが1人。


すいませ〜ん

とりあえず謝りながら岸に上がる。


おっさんの言うことには自分がずっと釣っている場所で、鮎を散らしてしまったので落ち着くのを待っていたら、自分が断りもなく入ったとご立腹らしい。


なんとかなだめて、世間話のついでに釣果を聞くとあまり思わしくないらしい。

近くの青いテントを指差し、そこで連泊して釣りをしているとの事。

おっさんも話をしているうちに機嫌を直し、おっさんがいるときには一声かければ釣らせてくれると言われた。

その後、釣りの了解が出たので再び川に入り数匹鮎を釣って場所を移動した。


また、ある年には、釣りではなく岸辺の林の中に住んでたおっさんもいた。

いつ見ても白いワイシャツで、ビーチチェアといくつかの炊事道具がある場所を拠点としていた。


釣りをしてなかったので顔を合わせても話をすることはなかった。


どちらのおっさんも1シーズンだけしか見なかった。

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