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7/7

所詮ゴブはゴブ

誤字脱字があれば教えてください

新規エネミー!!!

『ゴブリンロード』出現!!!



「今までどこにいたんだよ!クソッ「詳細鑑定」!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


名前:ドドルゴン

種族:ゴブリンロード

職業:大槌使(おおつちつか)


Lv18


HP(体力):125


MP(魔力):68


STMスタミナ:40


STR(筋力):105


AGI(俊敏):35


TEC(技量):15


VIT(耐久力):75(+5)


LUC(運):3



スキル

〖技能スキル〗

たたき割りLv1(兜割りの下位互換)


〖特殊スキル〗

強撃(きょうげき)Lv3(一撃の威力上昇)

剛腕(ごうわん)Lv4(腕力強化)

部位強化(ぶいきょうか)Lv5(体の一部を強化)




装備


武器:土鬼の金棒(どきのかなぼう)

頭:メタルヘッド

胸:メタルパッド

腰:メタルチェーン

足:メタルソックス


効果:耐久力上昇(+5)



※警告:現在のレベルでは撃破困難



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「やれやれ、タイミング悪すぎだぜ」


ゴブリンロード、ゴブリンの中でも特に優れた個体が進化を遂げた上位種ってのが説明として追記されていたな


まだ残り180体近くのゴブリンがいる中で、こいつまで出てきやがった。しかも俺のレベルじゃ勝てそうにないとか...




だが、逆に考えれば今のタイミングは最高かもしれない。



「ゴブリンロードってのは、配下のゴブリンを支配下に置くんだよな...」



観察メモ機能を開いて、これまでの情報を確認する。


ゴブリンの行動パターン


・リーダーの声に従う


・集団で行動


・上位種の命令に絶対服従



「じゃあ、あいつが来たから...」



俺は窪地に仕掛けた爆弾の設置場所を少しずらした。ゴブリンロードが来たら、やつの声につられて残りのゴブリンも全員集まってくるはずだ。



その時、地面が軽く揺れる。


重い足音が近づいてくる。



ズシン、ズシン...



「ギャォォォォッ!!」(集まれ!!)



今までのゴブリンとは比べものにならない鳴き声の音が響き渡った。


残りのゴブリンたちが一斉に動き出す。



「計算通りだ...」



俺は「隠密」を発動させたまま、じっと待つ。


ゴブリンロードは、まるで人間のような鎧を身につけていやがる。手には巨大な大槌(おおつち)



全てのゴブリンが集まってきた。

よしよしいい感じだ。そのままそのまま



「3」


ゴブリンロードが窪地に向かって歩み寄る。



「2」


配下のゴブリンたちが、ぞろぞろと後に続く。



「1」


起爆までのカウントダウンが始まった...



「0……ドォォォォン!!」



轟音(ごうおん)と共に爆発が起こった。

広範囲に渡って火柱が立ち上がる。




ピコン!ピコン!ピコン!


キル数が瞬く間に上がっていく。



362/365



「お?あと3匹か...」



煙が晴れていく中、俺は警戒を解かない。

まだどこかに通常ゴブ2匹とロードが残っているから



「ギャァァァ...」



弱々しい声が聞こえてきた。煙の向こうで、ゴブリンロードが立ち上がろうとしている。

鎧が半分吹き飛んでやがる。HPも残り20を切ってるな。


「ギャッ...ギャッ...」


どこかで通常のゴブリンの声も聞こえる。


「チャンスだな」


俺は小鬼の剣先を構える。

通常ゴブはこれじゃないと意味が無い

ただもう開けた場所にはなっているからロードは大剣で挑む。


重傷のゴブリンロードなら、Lv9の俺でも勝機はあるはずだ!


「先に残党を処理するか...」


隠密状態を保ったまま、生存しているゴブリンを探す。


奴らの声が頼りになる。



「ギャッ...」


また声がした。窪地の端の方だ。


「見つけたっ」


一気に距離を詰めて、首を突き刺し戻す。


クリティカル!即死だ。



ピコン!


363/365



「あと2匹...」



その時、背後から風を切る音が!



「クソッ!」




俺は咄嗟に横転して、金棒の一撃をかわした。地面に大きな穴が開く。これが直撃してたら即死だった。

今の一撃は「剛腕」「強撃」を組み合わせたものだろうな。それに「部位強化」も準備してやがる。

あんなのが当たればトラウマものだぞ笑



「ギャォォォォッ!!」



ゴブリンロードの怒号が響く。「部位強化」で強化された腕が膨張していく。



「あいつ、まだ隠し玉持ってそうだな...」



観察メモ機能に追記する


ゴブリンロード戦闘パターン


・強撃+剛腕で一撃必殺狙い


・部位強化は主に腕部に使用


・怒り状態で筋力上昇?もしくは狂暴化?



その時、最後の生存ゴブリンが俺の死角から襲いかかってきた!



「チィ!」



小鬼の剣先で受け止めるが、その隙を突いてゴブリンロードの金棒が振り下ろされる!



「スラッシュLv2!」



俺は咄嗟にスキルを発動。剣で金棒を弾き、同時に最後のゴブリンの首を突き刺す!



ピコン!


364/365



「よしっ!これで邪魔者はいねぇ!」



だが、ゴブリンロードの攻撃は止まらない。


剛腕と部位強化で強化された腕は、もはや人間の腕の5倍はある。



「あのスキル構成...」



俺は頭の中で計算する。強撃Lv3と剛腕Lv4が重なれば、通常の5倍以上の威力になる。そこに部位強化Lv5まで加われば...



「ヤバいな...でも、」



観察の成果を活かすときが来たようだ。



「こっちも称号のボーナスがあるんだよなぁ」



【ゴブリン虐殺者】のクリティカル率+5%とTEC+10は、このタイミングで効いてくる。



ゴブリンロードの強化された腕が、また金棒を振り上げる。



「ギャォォォ!!」



「ああ、そうそう。お前らの声のパターンも把握済みなんだよ」



この怒鳴り声は、全力の一撃の前に必ず出す。全員共通で同じならつまり...



「今だ!」



金棒が振り下ろされる瞬間、俺は横に飛び込んだ。地面に大穴が開く。



「やっぱりな。お前、全力の一撃は横に身体が傾くみたいだな!」



6時間の観察(ストーカー)は無駄じゃなかった。ゴブリンの特徴は、上位種にも現れる。



「兜割かぶとわりLv1!」



俺は地を蹴って跳躍。ゴブリンロードの頭上に飛び出た。



「ギャッ!?」



奴は慌てて金棒を構えなおそうとする。


だが遅い。



「これが人間のわざだ!」



大剣が光を帯びる。


称号補正でTECが上がっているおかげで、狙いが狂うことはない。



クリティカル発生!



「グギャァァァァ!」



ゴブリンロードの兜が粉砕。HPが一気に削れる。



「終わりだ!咆哮Lv1!!!」



「ギャアアアアア!!」



衝撃波が放たれ、ゴブリンロードの体が吹き飛ぶ。



ピコン!


レベルアップ!


9→12



ピコン!


新スキル習得!


『ゴブリン特効LvMAX』!


身体強化(しんたいきょうか)Lv1』!


『カウンターLv1』!


スキルレベルアップ!!


『兜割りLv1』→『兜割りLv3』!


『咆哮Lv1』→『咆哮Lv6』!



ピコン!

世界で初めてソロでネームドモンスターを討伐しました!

繰り返します

ピコン!

世界で初めてソロでネームドモンスターを討伐しました!


称号獲得!!

単独撃破者(ソロスレイヤー)】!


称号獲得!!


下克上(げこくじょう)】!


「ふぅ...」


倒れたゴブリンロードのもとへ歩み寄る。

土鬼の金棒となんか2つの帯のようなものが落ちていた。



「これは...いいアイテムそうだな」



なんか3話あげれちゃいました

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