会長を連れて来たよ!
会長のフルネーム考えるのにかかった期間:約一年(本当)
「おろ?書き終わったんか?ちょっと待ってえな、今会長呼ぶさかいな」
「お願いします」
新規部活動成立届を書き終えた俺達は生徒会室にいた造神先輩に会長に取り次いで貰える事になった。
遂に生徒会長に会えるのか。
「どんな人かしらね」
真照は緊張しているのかいつもより背筋がピンとしている。
そこに楽雪が疑問をぶつける。
「ねえ、日神 真照。君はどうしてこの部活を立ち上げようとしたんだい?君はどちらかというと運動部に入りそうな気がするんだけど」
確かに真照はよく運動部の応援に呼ばれるな。
そして大抵そこで優勝して来る。
もう真照だけで良いんじゃないかな?運動部は。
「楽雪、アンタは知らないかもしれないけれどあたしはオシラサマによって死ぬ運命だったのよ。だから、あたしが死んでも出来るだけ長く覚えておいて貰える様に沢山の人と顔を繋ぎたかったのよ。…それがまさかちゃんとした部活にまでなるとはね…」
真照は遠い目をしながら昔を思い出す。
その気持ちは分からなくも無い。
それを聞いた楽雪がどこからともなく紙の束を取り出して見つめる。
「あー、本当だ。よく生きてたね」
「何よ、その紙は…」
真照が半眼になって尋ねる。
あ、嫌な予感。
「これかい?これは幸神 万の関係者の個人情報だよ。この人達…つまりは日神 真照や夜神 月宵、智神 こころとかの情報だね」
嫌な予感的中。
何だその個人情報保護法も真っ青な内容の物は。
そこでガチャリと生徒会室の扉が開く。
造神先輩の顔が覗いた。
「会長三銃士を連れて来たで」
「「「「「会長三銃士?」」」」」
待て、会長って3人もいるのか!?
が、出て来たのは1人だけだ。
そうだよな、3人もいないよな!驚いた。
会長…と思わしき人物は男だ。
髪は黄緑色。少し長いみたいで下の方で1つに結んでいる。
なんだかホステスやってそうな髪型だな。
目も黄緑色。柔和な顔立ちでやっぱりイケメンだ。ちくせう。
なんでこんなにイケメン率が高いんだよ!
九頭龍然り、夜神然り、剣神然り、この人然り!
ん?造神先輩?ナンノコトカナー。
あの人はまだイケメン枠じゃないから。うん。
「生徒会長、狩神 祝」
「我輩は生徒会長の狩神なのである」
我輩…。
柔和な顔立ちを考えると少しちぐはぐな気がするな。
「会長、狩神 祝」
「さっきの紹介と変わらないと思うのである、造神」
「委員長、狩神 祝」
「どれだけやるのであるか!?さっきと同じなのである!」
ラーメソ三銃士…。うっ、頭が…。
「はあ…。造神の事は置いておいて…。其方らが新しく部活を作りたい者共であるな?」
「はい」
頭を痛そうに手でおさえる会長。
それを見た造神先輩が
「どうしたんや会長?頭痛いんか?頭痛薬いるか?」
と聞く。
多分頭痛の種は造神先輩何だよなぁ…。
会長カワイソス。
「ふむ。素行、実績共に問題無し…。なら、我輩の出す依頼に応えてみせるのである」
そう言って会長は一枚の紙を取り出した。




