表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神様(仮)達の日常  作者: 葛葉 シナチク
4月
4/308

何事も成し遂げるには壁がある



「うちの学校の部の成立条件は、①、人数が5人以上いること。②、生徒会長に認められる事よ。あたしの部はそもそも人数が足りないわ。だから、部と言うよりはただの福祉活動ね」

「で、真照はまず人数を集めたい訳か」

「そういうことね」


そうだったのか。今日が入学式だったのによく調べたな。よっぽど部活が作りたかったのだろう。


「具体的には何をするんだ?」

「そうねー、相談に乗ったり、依頼を受けたりって所かしらね。あとは万みたいにお化けに襲われている人を助けるとか、お化け退治だったりね」


なるほどなるほど。…ん?


「俺、お化け苦手なんだが…」


考えただけで顔が真っ青になる。


「大丈夫よ。あたしが何とかするわ」

「何とかって…」


お化けは何とかなるものだっただろうか?


真照が胸を張ってるが…不安だ。


「あたしにはとっておきが有るもの!」


とっておき…。お札とかか?悪霊退散ってやるのか?


まあそんなに自信満々なのだから、きっと何とかなるのだろう。…多分。


「分かった。俺もその部に入らせて貰おう。改めて…よろしくな」

「えぇ、よろしくね!やった!これで人助け部も2人ね!」


名前ダサっ!


「真照…お前ネーミングセンス無いのな」

「ううううう、うるさいわよ!」


もう既に夕方だ。夜になるとお化けの量も増える。早く帰ろう。


夕日が俺達を照らしていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ