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神様(仮)達の日常  作者: 葛葉 シナチク
4月
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「何でもします」は大体フラグ



「うぅ…」


頭が痛い。視界がぼやける。


「大丈夫かしら?」


何か白いモノが見える。何だこれ…?


取り敢えず触れてみる…温かいな。しかも柔らかーー


「きゃぁああああ!ど、どこ触ってんのよ!ヘンタイ!!」


ごすっ、という鈍い音が辺りに響いた。


☆☆☆


次に俺が目覚めた時、俺の目の前には少女がいた。


髪は白。ポニーテールにしている。目は空色で、中央が金色の変わった目だ。ややつり上がっているな。気が強そうな印象を受ける。顔は整っている方だろう。肌は…髪色とは反対に真っ赤だ。湯気が出そうなくらい真っ赤だ。何か有ったのだろうか。かわいそうに。あと何故俺を睨む。


「どうしたんだ?何かあったのか?」

「何って…アンタのせいじゃない!」


俺?俺か?何かしただろうか?


「ア、アンタが…せっかくあたしがあのお化けから助けてあげたのに、恩も忘れてあたしのむ、胸を触ってきたんじゃないっ!!この馬鹿っ!!」

「いっ!?」


え、俺、あの女の子の胸を触っちまったのか?


途端に顔が熱くなる。嘘だろ!?


ただ…あの子の態度を見るに本当なのかもしれない。俺の顔も真っ赤だが、あの子の顔はもっと赤い。しかもさっきの発言で更に赤さが上がっている。哀れ。


「そうだったのか…。ごめんな」


う…ますます睨まれた。こういう時はどうすれば…そうだ!


「本当に悪い…。何でもするから許s

「ん?今何でもするっていったわね?」


早い早い早い。俺未だ言い終わってない。


あとフラグを立ててしまった気がする。助けて。


まぁ…女の子の目がキラキラしているから良いか。元気になったようで何よりである。


俺が今出来るのは変な願いをされないように祈ることだけだ。


「さて、汝の願い聞き届けてやろうぞ。ただし俺の出来る範囲で」

「何でそんなに偉そうなのよ…」


女の子はやや呆れ顔だ。


さぁ、どんな願いなのか!?オープンサプライズ!


「あたしの願いは…」


ドキドキ。


「幸神 万!アンタがあたしの部活に入る事よ!!」


… …。


え?


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