第二章 彼女がいる日常(3)
「哲人さん、できましたよ~」
「はーい」
俺は声に反応しながら料理を取りに台所へと向かった。
数分後…。
テーブルの上には今までの生活からは考えられないような光景が広がっていた。
メニューは今日、タイムセールで買った卵を中心としたもので、メインはかに玉に、卵と玉ねぎをスライスしたもの、ネギの輪切りが入ったコンソメスープ。ちょっとしたサラダ、ほかにもちょっとしたものがいろいろとある。
「すごいうまそう」
「そうですか、ありがとうございます。でも、もう一品くらいほしいところだったんですけど節約しないといけませんからね」
「いや、俺はこれで十分ですよ」
「それならいいんですが」
「まぁ、とりあえずお腹もすきいましたし食べましょう」
「はい」
「いただきm「ピンポーン」」
いざ、食べようとしていたちょうどその時、チャイムが鳴り響いた。
「何だろう」
「あ、私が出ますよ」
そういうとみのりは玄関へと向かう。
「…‥‥…」
俺はリビングのドアが閉まると同時に昼間の配達員とみのりのことを思い出していた。それと同時に嫌な予感がし俺も急いで玄関へと向かった。
だがしかし、時すでに遅し。
「っ…」
「ねぇ、哲。これはどういうことかな~」
玄関のところにはきょとんとした顔のみのりと、顔は笑顔なのに全く笑えないどす黒いオーラをまとった麻衣の姿があった。
初めての作品なので最後まで読んでいただけるだけで感謝です。
あと、今日は23時か24時くらいにもう一度投稿します。




