5話『逃走!』
スライム「ヌゥオグオォォ」
ヤバい‥これはヤバい、マジであんないっぱいおるとか、、下手すりゃ死ぬレベル
っつかコレ死ぬくね?!
サツキ「ヤバいぞ」
皆の緊張感を更に肌で感じる中
ミツキが言葉を切り出す。
ミツキ「皆んな!逃げるよ!!」
ミツキが辺りを見渡し皆を導く方向を指差す。
ミツキ「皆!こっちだ!さっきの隊列忘れないように!」
ミツキの言葉で動揺しつつも皆が動くが 、リサが出遅れスライムが襲いかかる。
同時にカズマがリサに駆け寄る。
カズマ「リサァァァ!頭をさげろぉぉぉ!!」
カズマが剣の腹をスライムに向け、勢いよく横薙ぎに振りまわし風切り音が鳴る。
グオオォォ!!!!
リサはとっさに頭を下げ
カズマの剣がリサの頭を通過し
スライムにクリーンヒット!
バッシュゥゥゥゥン!!!
スライムが弾き飛ぶ。
だが他のスライムも一斉に動き出し、リサとカズマの方に向かっていく 。
ミスズ「頭を下げながらコッチにきなさい!」
ミスズの声でカズマとリサは頭を下げると 、ミスズは手元に円を描く、すると間に水の紋章が浮かびあがる。
そして勢いよく杖の先端を紋章に叩きつけた。
ミスズ「突き刺さる無数の氷柱!アイスランチャー!」
丸い円の中からいくつもの氷の氷柱が飛び出す 。
ズガガガガガガ!!
スライム達が、次々と氷柱に突き刺されていく。
『グゥオォォオ』
スライムの意味不明な鳴き声が辺りに響く 、その間にリサは大勢を立て直しミツキのほうへ駆け出すがミツキの後ろからもスライムが襲いかかる。
リサ「後ろ!」
サツキ「任せとけ!」
俺はとっさにそこらへんの大きめの枝をとりスライムをぶっ飛ばす。
バコン!!
スライムにあたった木の枝はすぐ溶け始める。
ジュォ!
すぐ枝は手放す
サツキ「おわっ!ちょ‥ちょっ」
枝に気をとられてると真横でミツキがスライムを盾で弾くように上へ飛ばし
そして勢いよく剣の腹でスライムをぶっ飛ばす。
バコォン!
ミツキ「気ぃぬかないで!」
サツキ「サッ‥サンキュー」
ミツキ「カズマ!前方の退路を開いてくれ!」
カズマ「りょぉかぁぁい!」
またガズマが大剣を横薙ぎに振り回す。
グォォォォォン!!
風切り音と共に前方のスライムどもを薙ぎ払う
ズガガガガガガ!!!
スライムが飛ぶ 、飛ぶ 、飛ぶ 、飛んだ。
ミツキ「よしっ今だ皆!こっちだ!逃げるぞ!」
皆 森の奥に 走る 走る 走る!
結構走った。
リサ「はぁ‥ふぅ‥ぁあ‥ぁあ」
リサはなかなか限界が近い
すごい苦しそうだ。
っていうより胸が 揺れる 、揺れる 、揺れる 。
汗だくで必死に走る顔が妙にエロい 。
というよりもっと走らせたくなる 。
頑張れ!まだいけるだろ!
って言いたくなる 。
特別俺にそんな趣味はないはずなのだが そんな気持ちにさせられる。
以外と緊張感が解れるな‥
ってこんな不謹慎なこと考えてる場合やないんやけど 、。
そんなことを考えてると何かの視線を感じ、横をみると近くでミスズがこっちを目視していた。
結構近い 。
こんな近くでミスズを見た事がなくて築かなかったが 、前髪の奥の顔は結構可愛いのかもしれない。
目が、まんまるで凄く可愛いらしいタイプの子だ。
俺をジーとみたあと
ミスズ「男なのね‥」
サツキ「なっ‥なんだいいきなり!
俺はな‥なにもやましい事なんて考えてへんぞ」
俺を見るミスズの顔がさらに近くなると、フイっと、顔を向こうにやり。
ニヤっと笑う。
ミスズ「私 そんなことはきいてないけど‥」
サツキ「くっ‥たっ‥たしかに」
ミスズ「変態」
ガーン
なんなんだこいつわぁ~!!
謎すぎ!っつかマジ謎!
途中先頭のミツキが足をとめた。
途端にみんな力が抜けたのか地べたに転げた。
ミツキ「はぁ‥はぁ‥皆 大丈夫?」
カズマ「お‥おう ‥はぁ‥大丈夫だ」
リサ「はぁ‥はぁ‥大丈夫なわけないじゃない!
なんなのよアレは!あんなにイッパイいるなんて!」
カズマ「ああ‥それにミツキが気付かなければ危うく触って毒を浴びることになっていた。ありがとうな!」
ミツキ「全然 」
ミスズ「それにしてもどうするの?
このまま精霊の泉にいけたとしても
帰りは必ずあの場所を通らないと帰れないわよ」
ミツキ「そうだね どっちにしろ
あの道は避けれない‥何か対策を練らないといけないね 」
サツキ「まぁなんにせよ 皆、無事ですんで良かったなぁ」
とりあえずここまでで
どんどん更新してきます