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精霊との出会いで物語の歯車は動き始める  作者: 浅田 奏
精霊との出会いで物語の歯車は動き始める
2/5

2話『島の事』

夜明けだ。


朝の光が差し出しトリのさえずりと波の音が聞こえる。


俺は身体を起こし伸びをして脱力した。


サツキ「朝かぁ‥

めんどくさいけど 、やるしかないもんなぁ‥」


と頭をかきながら下におりると、オカンは朝食の準備をすませてもぉ、出かける準備をしていた。


イツキと親父はオカンがテーブルの上に用意したパンにサラダと目玉焼き 、貝の味噌汁を食べ始めた頃だった。


親父が俺に気付く。


親父「おはよお 。

お前もはよ食べろ

ちゃんとたべやんかったら動けやんぞ」


ニカっと爽やかに親父が俺に言う。


サツキ「はいよ」


俺は朝食を食べ始めた。




朝食を食べ終え親父とミツキと俺

3人で先に広場にいくことになった。


オカンは、というと

出る頃になってサイフがないとか言い始め、イライラしだし、そのとばっちりの矛先を俺らに向けられそぉになったので

性格には、3人で家をそそくさと逃げるように出たと言えるだろう。


広場には島中の人と流通しているほかの国の人達、色んな人が集まっていた。


それに屋台がでていて子供は走りまわり大人達どうしは酒を飲んだりとお祭り騒ぎだ 。


サツキ「すんげぇ賑わってんなぁ」


親父「そりゃそうやろ。

数え年で16の歳の子がおらんな

この行事なかったりするし、1人しかおらへんかったら次の年になったりする。

あるかないかの行事やからな 、それに商人にとっての稼ぎ時ってこともあるしな。

皆張り切るに決まってるやろ」


「おーいミツキぃ 」


ミツキ「おはよぉ」



正面から 3人こちらに向かってきた。


今回 儀式に参加するメンバーだ。


左からカズマ 、リサ 、ミスズだ。


カズマは丸刈りで身長はダントツで高く185センチある 体つきはかなりガッシリしていて顔はくっきりとオトコ臭い濃い顔だ 性格は、なんしか熱い。

っつか暑苦しいぐらいだ 。

いい奴なんだろおけどな‥


リサは160センチぐらいで街の奥にある豪邸地区の中の長老のお孫さんだ。

甘やかされて育ったせいか何かとモンクばかりいっている。

なんともめんどくさい奴だが

顔はどっちかっつうと 、っつかすんごい綺麗だ。

髪の毛はサラサラの黒髪ロングで

スタイルは、ずば抜けていい。


なので男共からの人気も高い。



ミスズは身長152センチと小柄だ。


髪はショートで顔は前髪で目をかくし ている、性格はなかなか物事をハッキリと言うし的をついてくるが 、謎めいた子だ。


カズマ「おはよお

おっちゃんも 、おはよおございます!」


親父「おはよう 」


親父はニコっと笑った


親父「よし じゃぁ俺は森の入り口でまってるからお前らも早よ準備して集合せぇよ 。もぉそろそろやからな」


ミツキ「了解」


親父は先に入り口付近にむかった。


ふと俺に気づいたのか、リサと目があった。


リサ「あらサツキじゃない 、久しぶりね

相変わらずパッとしないわねぇ」


サツキ「ひさしぶりの奴にいきなりヒデェな」


カズマ「そうだぞリサ本当のことは心の奥底にしまっておくべきだ!サツキぃ俺はそんなこと言わないからな!安心しろ」


サツキ「なにげにお前が一番ヒデェからな、自覚しろよ 。

っつか思ってんのかよ!」


カズマ「なに!?そうなのか!?ミスズ!俺はヒドイのか?」


ミスズ「脳みそまで筋肉なんじゃない?」


サラッと的をつくような冷たい返答をかえす。


カズマ「ぬぅあ!」


カズマは胸に釘がささるポーズをした。


サツキ「相変わらず暑苦しいな 、どないかしてくれミツキ」


ミツキのほうを向き 、カズマのほうに指をさすと


ミツキ「まぁまぁ」


と苦笑いしつつなだめた。


リサ「そんなことより そろそろ着替えないと時間よ」


ミツキ「そうだね 。

とりあえず装備選びをしにいこうか」


装備選びとは 、この儀式は少なからず魔物ともでくわし戦闘になる。


その為、ここぞとばかりに街の武器屋防具屋が競い合い 、宣伝効果も兼ねて 、各店の作った装備品を参加者のみ無料で貸し出しオーケーになっている 。


貸し出しなので、

壊れていても再利用できるとかで返さなければならない切なさが残るので嫌なんだが、装備を付けないわけにもいかないので借りることにした。


ケチな話だ。


ちなみにこの島の人は 、皆それなりに護身術や戦える人たちが殆どだ。


16で森にはいるとゆう儀式がある為16ぐらいまでは毎日強制ではないが

自分の好みのスタイルの訓練を受けることが義務づけられている。


あくまで強制ではないのでいかなくてもいいが、後から後悔するのは自分なのでだいたい訓練しにいく。


そしてこの儀式が終わった後

それぞれ自分の就職活動的なものが始まる 。


ようするに大人になる為の自立心を養うのもかねているとゆうことだ。


仕事は武器を作るもの、

運搬や飲食など 、その他にも色々とあるが

島の風習のせいか、多数のギルドが形成されていて

義勇兵という自ら魔物と相対し、魔物から戦利品を回収

そして売りに行ったり、他の国からの依頼などを受け

魔物討伐などにでかけるものなどが殆どだ。


だから他の国の連中はこの島を

ギルドの名をつけて呼ぶ

ゴッドスレイヤーズ島と!‥


っつかなんか、むさ苦しいからその名で呼ぶのはやめてほしいと俺は 、、

とゆうか、殆どの島の人間は思っている。


本来は聖なる泉など、

しつこいようだが、

街中の至る所に水路が張り巡らされて

いて、広場には大きな噴水も設置されている。


本当に水に囲まれ愛されているのだ。


それに建物は独特の赤レンガと木材で建築されているので、街並みも凄く綺麗なのだ。


だから島は水の街ウォーターヘブンという名が本当だ 本来ならこれで読んでほしいと島の人達は思っているが

地元は何処?と聞かれると間違いなくゴッドスレイヤーズ島といわなければ伝わらない切なさがあるのだ。


嬉しいのは先人の老人どもだけだろう


まぁ当時はここまで街並みも綺麗ではなかったらしいし

水路は始めから通していたとしても

掘建小屋みたいなのが並ぶだけの本当に村みたいな感じだったらしい


先人が義勇兵ギルドを作り裕福になっていき今の街並みになったわけなので

先人のジジイどもは凄く苦労したのだろうけど、それとこれはなあ‥




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