1話『日常』
アルファポリスでも投稿していたのですが、今回こちらでも投稿してみようと思いさせて頂きました。
少しでも皆さんの暇潰しになれる事を光栄に思います。
青い空 、青い海 、塩の風、
空にはトリ達が舞い、それに大きな大森林のある島の
海沿いに街がある。
立つ建物は、赤レンガと木材で作られていて、水路が幾つも通っている。
それに街の奥には大きな森がある。
人口はだいたい500人いるかいないぐらいの水と自然にかこまれた、小さな街から物語ははじまる。
小さい頃からよく親父に男は強く逞しく
頼りになる人物になるんやと
耳にタコができるぐらい言われ続けてきた。
親父はというと
子供の俺からみても立派だった 。
ガタイはゴツく身長も182センチ、顔もキリっと濃い顔で、渋めの親父だ。
それに どんな時でも前を向き
決して弱音なんてはかなかった。
そして何より父親の明るい性格が人をよせつけ 、頼りにされ 、まさしくリーダーと言う名に相応しい人物だ。
そんな立派な父をもつ俺はといえば、
どうしてこうなったのか 、まぁすんげぇドが、つくほどのめんどくさがりだ。
身長は170程で、顔はいつも眠たそうで なにをするにも気力を出せない、っつか やりたくねぇ 、そんな俺をオカンは
ナマケモノ君と命名し 、普段オカンに呼ばれるときはいつもこの名で呼ばれる
案外 自分では気にいっている。
できることならなんにもしたくねー。
なんで生きてんかもわからんし
けど死にたくはないし
仕方なく生きてく為にゃ何かしないといけないわけで‥
そんなこんなで
俺は今日16の歳になった。
この島では16になると古くからある儀式的なものがあり、森深くにある精霊の泉で身体を清めるという簡単な儀式だ ‥
と、思うが実はそおじゃない。
この儀式は数え年で16になる子供が一斉に行いチームとして森をぬける。
何故チームをくむのか?
ここには魔物とゆう生物が住んでいるのだ。
まぁそこまで大した魔物はいないらしい
せいぜいスライムとゆうグニョグニョした生物だと歴代の大人達が言っていた。
それに
普段山菜とかもとれる森だから、女子供もちょくちょく入り口付近には出入りしている処だ。
まぁ大丈夫だろうと思う。
今回儀式の対象は 、俺あわせて5人はいることになった。
小規模な街だから 、もちろん皆顔見知りだ 。
小さい頃は同期だし良く遊んだ記憶がある。
だが大きくなるにつれて
付き合いがめんどくなって自分で距離をおいた 。
人付き合いができないわけではないが、
人付き合いをすると何かと面倒に巻き込まれたりするのを好まないし、それに何をするにも本気でやるのが、ちょっとって感じだ。
だから父と相反する俺は、大人共から
落ちこぼれ 、父からおちた悪玉と、皆に ののしられていた。
正直俺は人のことをゴチャゴチャイチャモンつけてくる大人共が大嫌いだ。
人のことはほっとけっちゅー話やって本気で思う 。
っつかこんなけ考えんのもめんどくせーから相手にしていない 、っつか暇か?っていってやりたいくらいだ 。
まぁそんなことはさておき
明日がその儀式の日だ。
今の時間は夕方 。
母が台所でせっせとご飯の支度をしている 。
もうそろそろ親父が帰ってくる頃だ。
ガチャ 、と扉が開く。
「只今ぁ」
オカン「お疲れさん 、
風呂沸かしとるから先はいってきぃ
時期ご飯もできると思うわ」
オカンはぽっちゃりで目がまん丸だ。
昔は痩せてたらしいが、そんな面影はない 。
身長は153ぐらいで小さい
小さいが怒らすとピカイチで怖い 、
っつかこんなけ小さいのにどこからそんな力がでるのか 、すんごい怪力だ
どれぐらい怪力かは、おいおい話そう‥
親父「おっそおさせてもらおかな‥‥」
親父が家を見渡す
親父「サツキは また上か?」
オカン「ナマケモノ君は 今日もずっと家にいました 。
明日は儀式の日やってのに大丈夫なんかなぁ?」
父親は苦笑いをし
親父「まぁ大丈夫だろ 。
あの道は精霊の加護が少しだが通っとるからな。
それに万が一に2日の期限を超えた場合
特別部隊の探索がある 。
そうなったら親としては心配だが、そんな事件はおきたことないしな 。
なぁに、行って帰って来るだけの簡単な儀式だよ。
じゃぁ風呂はもらうぞ」
オカン「はいよ」
父親が風呂に向かうと母親は真上を見上げ大きな声を家に響かせる
オカン「サツキぃ!もぉソロソロご飯やでぇ!おりてきて手つどぉてや」
オカンの声が頭に響く
あいかわらずウッサイのぉ‥
渋々、俺は動きだす。
サツキ「‥‥はいよぉ」
この街の殆どは、赤レンガと木造を組み合わせて作った なかなかオシャレな家だ。
そして 俺の家は二階建てだ。
それに二階から屋上にいけて 、夜になると満点の星空を眺められる 。
夜が程よく涼しくなるこの時期はよく、屋上で星空を眺めながら寝るのが俺の日課だった。
今は夕焼けをみていたが、早く降りないとオカンがやかましくなるので
そそくさと降りることにした。
俺が降りると同時に またガチャッ、と扉が開く。
オカン「おかえりぃ」
ミツキ「只今」
そう、俺には弟がいる 。
しかも双子だ。
かといって一卵性ではないので
所どころ似てはいるが違う顔だ。
っつか違うね。
弟は175センチと俺よか高く
親父とオカンの良い所だけをとったのか目鼻顔立ちとメチャクチャ整っていて
愛想も良く、何するにしてもずば抜けて なんでもできる。
っつかなんでもそろいすぎてる
天才の中の天才ってやつですな。
もちろん明日の式典は弟もでる。
ミツキ「おっ兄貴 珍しいね いつも夕飯ギリギリまで降りてこないのに」
サツキ「今 、呼ばれたから降りてきたんや」
ミツキ「ってゆうより 、明日なのになんで今日の演習こなかったの?皆 呆れ果てちゃってたよ」
サツキ「まぁなるようになるやろ?適当に合わせるし」
ミツキ「なれてるけど 、、
本当にやるきないね」
ミツキは苦笑する
サツキ「まぁね」
ピースサインをして決めてみた。
ミツキ「ほめてないけどね」
ミツキはさらに苦笑いし頭の中を抱えた。
パンパンパン、手を叩く音がなる。
オカン「はいはい、ええから早よハシとかコップとか用意せんかい !
飯くわへんのかぁ?」
サツキ「へーい」
ミツキ「たべる 、たべる」
そそくさと食べる準備をオカン ミツキ 俺で始めだす。
食べる準備が整った所で、親父が風呂からあがってきた。
親父「おう 。
そろってんな」
親父が席に着くと皆も席につき乾杯をした。
一緒にご飯を食べるのが我が家の習わしだ。
皆「いただきます」
これから
トントンと投稿していきますのでよろしくお願いします