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The Advice 殺されないための助言

作者: Herniatedkun

昨日見た怖い夢をそのまま書いたものです。あとで読んだらちょっと不気味な内容でした。まぁ、夢なんで。

変な夢をみました。怖い夢です。ある男に追われる夢です。ゲームのような夢でもありました。


私はある男に追われ、捕まったら殺されます。


もうすでに何回か私はその男に追われて、そして殺されました。


殺されたら、またある場面まで引き戻され、また再開されるのです。私は何度か殺された経験があるので、どういう行動をとったら、見つかって殺されるのかが、なんとなくわかってきました。


詳しい状況はこんな感じです。


私:スペックは現実の私とほぼ同じで、30代の独身男性です。特になんの取り柄もございません。中肉中背の平均的な外見です。


ある男:私より若くて、高級そうなスーツを着た白人の美男子。私とは友人関係のようです。もしかしたら、同性愛者かもしれませんが、まだハッキリとはわかりません。そういう外見と雰囲気の男でした。


私は少々英語ができるので会話はできます。


私たちは車に乗り、なぜか山奥にある大きい監獄のようなデパートに行きます。そのデパートに着いた時点からがゲームの始まりです。


私は、その男から逃げて、山を降り、麓のコンビニまでたどり着けばセーフです。もし途中で捕まったらアウト。惨殺されてしまいます。また、何処へにもいかず、ずっとデパートに居てもアウトです。もっとむごたらしくリンチされて殺されます。


つまり、私がすべきこととは、デパートに着いたら、その男となるべく自然な会話をしつつ、頃合いを見て、デパートから脱出します。山を一気に降りて、麓のコンビニまで逃げるのです。


先ほども申し上げましたが、私はこれまでに何度となく失敗して殺されているので、どういうところで間違ったのか、原因がなんとなくわかります。


さて、夢はこんな感じです。


まず、時刻は夜です。真夜中でした。普通営業の店はとっくに閉店になる時刻です。因みに、雨はふっていませんでした。


私はその男と豪華な黒いリムジンのような車に乗り、山奥の大きな監獄のようなデパートに行きます。


デパートの中に入り、ゲームスタートです。


館内はとても明るく大きいですが、私が何度か殺されながら探してみたところ、出入り口は一つしかありませんでした。


また、その出入り口の前には、若くて綺麗な女性二人が門番のように立っています。デパートに入ると、店員たちは私達を歓迎してくれます。私とその男は、仲良さげに会話をしながら、様々な商品を物色して歩き廻るのです。


普通に話をしてると、その男は、ある本を見るように誘導してきます。もちろん、その本を見てはいけません。よっぽど重要なことが書かれている本なのか、それを見た途端に男は攻撃的な態度になり襲いかかってきます。最初は、男に殺人の意思がある事すら、わからなかったので、自然に会話していたら、普通に誘導されて即殺されてしまいました。


だから、その本を見ないように、誘導される前に話を逸らします。その本のコーナーに行く前に、あっ、あっちのコーナーの本面白そう!っていう感じで、ひとまず、その男から離れるのです。


とりあえず男から離れたら、直ぐさま出入り口の方へ向かいます。モタモタしてるとすぐ捕まります。無論、デパートの人間も基本はグルです。何度かデパート店員に相談したら、それは死を意味することがわかりました。なので店員さんにはなるべく見つからないように行動します。


これも何度も何度も殺されてわかったことでしたが、出入り口は結局一つしかありせん。ですので、最初に入って来た出入り口へと向かいます。


その出入り口には、門番のように立っている二人の女性がいます。普通に出ようとすると、なんとか止めようと、美女二人はやたらと私に話しかけてきます。当然、少しでも話をしたらアウトです。


結局、私は強行突破を決断しました。出入り口に近づくやいなや、"どけーっ!"とばかりに、強引に突破します。門番の女性は慌てふためき、すぐにあの男を呼びに行きます。その隙に外へ出て逃げるのです。


外を出ると、真夜中なので、ものすごく暗く、視界が悪いことがわかります。基本的に闇に隠れて逃げます。モタモタしてると、車のヘッドライトのような光が、私を見つけようと、探してきます。もちろん、光に当たらないように気をつけます。裏口のようなところから、そそくさと敷地外へ逃げます。


暫く山道を走ります。この時は、デパート内に居るより安全に感じられます。ここは基本的には、道に間違えないように、山道を走るだけです。


歩いてしまうとすぐに追いつかれます。走っていればいいのですが、あんまり速く走るとすぐバテるので、麓まで走る体力が持ちません。


その男の、ハァ、ハァ、という声が聞こえてきたら、ヤバイです。すぐ近くまで迫って来てる証拠です。基本的に、その男の方が私よりも体力があり、足も相当に速いです。


途中で見つかると、その男は全速力でこっちに向かって来て、速攻捕まります。なので、見つからないように、道の真ん中ではなく、なるべく端っこを、体力を温存しながら、そこそこの速度で走らなければいけません。これがけっこう難しいです。何度か失敗して殺されました。


実のところ、私は結局、無事に麓のコンビニまでたどり着くことが出来ませんでした。麓のコンビニの明かりが見えた時点で、ハァ、ハァという男の声が聞こえてきたので、ものすごく怖くなって目が覚めたからです。


今、その恐怖心からこの話を書いているわけです。


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― 新着の感想 ―
[一言] まだまだ荒削りですが、ネタはいいと思います。
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