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とある天才の物語
第1章
第1部
南原静は、はっきり言えば天才である。
六歳の時に、アメリカの中学校を卒業。
さらには、七歳にしてとびきゅうで高校卒業その後八歳になるまでに返す刀で、大学卒業。
帰国後、自衛隊に特別入隊。半年で頂点に君臨し、世界各地の軍相手に喧嘩を挑み屈服させ、文字通り世界最強、二つ名として「一人軍隊」(ワンマン・アーミー)を冠する。その後、発明家としてデビュー。次元に関するレポートで世界を魅了。リアル四次元ポケットの開発に成功。他にも多数の斬新にして画期的なアイディアで数々の賞を受賞。そして、十歳にして誰もが認める人類最高峰となったのである。
だが、そんな彼は、自分を取り巻く現実を理解できなかった。
「ここは、、、、何処だ?」