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俺の物語  作者: 大宅蓮叶
3/5

動き

少し整理しよう。

そもそもその人がどういう性格なのか書いていないので諸々整えて行こうと思う。

おれ・楽しいことが好きでめんどくさいことが嫌い。

悠斗・俺と同じくらいのスタイルで少し塩顔、コミュ弱っぽい感じがあるが話してみるととても面白い。

詩音・馬鹿と言うか考え無しというか目の前のことしか見えてないように見えるがそれが面白い。

増大・ヤンキーに見える

大輔・デカイ、意地っ張りでプライドが高い、間違えを認めないことが多いが向上心が高いため結構みんな尊敬してる

浪漫・しっかり馬鹿 ただスゴく楽観的で楽しいマイナスなことは一切言わずいつも俺たちを笑顔にしてくれる。こいつと俺のコンビは芸人レベル

柚歩・ちょろいようでちょろくないしっかり者今後このサッカー部が成り立っているのは彼女おかげ

小太郎・後々面白いことが判明するクズ、だけど俺は嫌いじゃない

神奈・正直に言うと読めないどういう人間が掴めない珍しい人間


俺は部活に加えバイトを始めた。週三回の月水日バイトを始めた理由は結構単純でプレステが欲しかったそれ加えてお金が欲しかった。俺は兄が高校生の頃お小遣いを貰っていた影響で俺もお小遣いを貰えるようになったのだが、正直高校生には少なかったさらに大食いな俺には厳しい金額だった。だからバイトを始めた。入って1ヶ月して思ったのはこの職場は大当たりだということ、雰囲気はいいしミスしてもカバーしてくれる。俺はこの雰囲気を乱さないためにも極力ミスなく店のためにしっかり働こうと思った。それにしてもいい職場で店長は女性なのだが高校生のお子さんを持っており同年代の俺にはよく相談を持ちかけてくる。急なシフト変更も柔軟に対応してくれ先輩達もとてもフレンドリーだった少し障害となったのは忙しないのだ。この店は速さが売りで注文されて2分もしない内に商品が出てくる。種類も豊富で覚えるのにも手間がかかるまたポジションも様々でその場ごとに覚えることがありなかなかに大変だった。しかし職場の雰囲気のおかげでだいぶかき消されていた。

この頃俺は忙しかったバイトに部活とハードな日々が続いた。しかしどちらも辞める選択肢はなかった。というか辞めるという考えがなかった。それほど必死だったのだ。

高校に入学して2ヶ月が経った相変わらずの日々だったがとても充実していた。そして7月、ショックな知らせを聞いた。俺と大輔抜きでサッカー部が出かけやがった!誘われなかった訳じゃない、ただ誘われた訳でもない。というのも悠斗が俺に聞いてきた。今週の土曜暇?と俺はバイトと答えた。本当にバイトだった。それだけだ!会話は!その話で俺は誘ったが断ったやつになったのだ。心外であるし、行きたかった。どこに出かけたかは聞いていないが楽しそうだった。大輔は忙しかったらしい。それからはしっかり誘って貰えるようになった。がバイト三昧だった。楽しそうなあいつらを見ているとなんだか寂しかった。そして遂に俺も行ける日が来たのだ。なんというかった場所よりも行ったことに俺は嬉しさをおぼえた。

そして夏休みが来た。

俺は悠斗と色々な祭りに行った。優斗も俺もクラスで相互依存のような関係だったため、悠斗は誘えばほとんど来てくれた。楽しかった。俺はこの頃から自分への違和感を覚えていた。違和感の正体は明確だった。ただ許されることでは無いと俺はわかっていたので隠すことにした。夏休みのほとんどを俺は悠斗と過ごした。サッカー部でプールにも行った。大輔は来なかったが…。俺の写真フォルダの大部分は今でもこの8月が占めている。それほど濃厚な夏休みだった。

夏休みが終わるとすぐに冬が来た。秋なんてなかった。冬には冬特有の雰囲気がある。あのくすぐられる様にソワソワとした感覚は言葉では言い表せないものがある。俺は違和感の正体をこの冬の性にしマネージャーだけに伝えた。俺はバイ・セクシャルであると。

俺はいつの間にか悠斗が好きになっていた。

ただわかっていた。無理だと、隠したかったのだ。

でも言わなかったら一生背負い込んでしまうと思った。10月になるとみんなに色々と変化が訪れた。

まず小太郎が別れた。4月から付き合っていた彼女がいたのだが、記念日に別れたらしく、元カノの鬱憤を漏らしていた。浪漫は神奈といい感じだった。そして柚歩にもいい感じのひとが現れた、(これは後に続く話のため覚えて欲しい)俺はと言うと、言い出せずにいた。そして悠斗に彼女ができた。

よく辛いに1本足すと幸せになると言うがその1本ってなんなんだ。結局それっぽい答えを見つけてもそれはそれっぽいものでしかなく正解ではないのではないだろうか。綺麗事じゃ飯は食えないと言うがその通りだと思う。

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