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俺の物語  作者: 大宅蓮叶
2/5

始まる日常

2日目

俺は少し焦っていた。理由は1日目に同じ中学のやつとずっと一緒にいたせいでクラスの人と全然喋っていなかったのだ。今日こそ俺はしっかり友達を作ろうと思った。とりあえず俺は横の人に声をかけたその人は175cm位でスタイルは俺と同じで痩せ型顔は塩顔で昨日から少し見ていたが大人しめの人だった。

俺は当たって砕けろの精神で話しかけた。思っていた通り少しダルめの雰囲気がその人からはして、少し話しにくさはあったがすぐに打ち解けた。その人は悠斗といいサッカーが好きで中学はサッカー部に所属しており、キャプテンも務めていたそう、しかし彼はキャプテンは不本意だったようで他の人にやって欲しかったが同中の人達のほとんどが自分よりやる気がないというか肩が前に出ている人だったそうで、消去法で自分になったそう。俺は思った。お前より?

ただ悠斗からは謎の魅力を感じた。話しかけにくさはあるが話すと惹き込まれるような感覚。その後俺は悠斗と親友のような関係になるのだがこれは後で触れようと思う。

まだまだ足りない!1人だけじゃきっと高校生活は満喫出来ない俺はそう思ったのでどんどん声をかけていった。その内の一人詩音は面白い人間だった。話しかけた日はオドオドしていて正直なんだこいつと思ったが次の日になると態度は一変、俺にマブダチかのように話しかけてきた。俺はそういう奴が大好きだ。ノリが良い奴は面白い。そしてもう一人変わった奴がいたそれは少し遡って昨日のこと。俺に話しかけてきた奴がいた。そいつは増大といいかなりなイケメンだった。今日の俺のように焦って友達を作っている訳ではなく、ただ俺に興味を持って話しかけて来たように見えるそいつの第一声はよろしくなだった。ただの挨拶で終わるのかと思ったが二言目があった。君スケボやってる?。関わらないようにしよう。俺はそう思った。

3日目

今日から部活が始まる。俺は中学からやっていた部活をそのまま続けることにした。高校には中学とは違い大きめの部室があった。公立なのに綺麗な部室だなと思った俺は、中に入って驚いた。理由は俺が見あげるほどの人間がたっていたのだ。俺は177cm悠斗とさほど変わらない身長で世間一般では高身長に入る部類だと思っていたのだが...部室が小さく見えた。

この高校は部活動に励む生徒が半分もいないほど少なく、ほとんどが帰宅部でバイトをしているものが多かった。ちなみに校則違反である。なのでこの部活も例外ではなく人気スポーツの割にだいぶ過疎っていた。俺たちが入ってやっと12人、ギリギリである。

俺はこの部活で楽しく過ごすためにもすぐさま同級生と仲良くなろうと思い、LINE交換を提案した。1年生は全部で4人(後々マネ2人と追加で1人入る)4組2人と2組2人で上手いことペアになった。俺は2組である。

メンバーは俺、大輔、浪漫、そして悠斗。そう、サッカー部である。俺は小学生の頃ずっとサッカーがやりたかった。中学ではすぐにサッカー部に入りその楽しさの虜になり俺は夢中になった。まぁキーパーなのだが。俺はキーパーの道をここで辞めざるをえなかった、俺はキーパーがとてつもなく上手いと自賛していたのだがこんなにデカイ奴が目の前にいるとさすがにやる気が削がれてしまった。しかしすぐに俺は後悔した、何故なら大輔はデカイため小回りが効かず足元に打つと簡単にゴールが決まってしまうのだ。俺は野球部の頃の経験で球への反応スピードにには絶大な自信があったため俺なら取れたと思うシーンが多かったのだ。しかし過去を恨んでも仕方がない俺は今この環境でサッカーをしていかなくては行けないのだ。

暫くすると皆少しづつ学校生活や部活、アルバイト生活に慣れてきて。それがしっかり日常となった。

そんなある日サッカー部に女子の大軍ができていた。俺は?状態だったが全員マネージャーの体験で来ていた。それまで1人でマネージャーをやっていた先輩はとても嬉しそうで絶対に離すまいと必死に懇願していた。その願いもあってかその内の一人がマネージャーになってくれたのだ。名を柚歩と言った。そしてそれからまた暫くしサッカー部に新しい1年生はが加わった。小太郎といった。急な加入だったため俺たちは困惑し理由を尋ねた。顧問がしつこく断れなかったらしい。なんにせよ俺たちは6人となった。そしていつの間にか1人増えた。

普通の人間の日常なんて普通なもんです。

これは俺の視点で書いてるからこう見えるだけど小太郎や柚歩、そして神奈の目線から見ればまた違った景色が見えるんだと思います。

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