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俺の物語  作者: 大宅蓮叶
1/5

過ごしやすく

教えてくれ。普通ってなんだ。常識ってなんだ。当たり前ってなんだ。一般的ってなんだ。教えてくれ。俺は普通の人間だゴミでクズでもクソ野郎でもなければ神でも聖人でも天才でもない。俺は"普通"の人間のはずだ。なのになんで俺は俺を普通の人間だと信じきれないんだ。教えてくれ。

約2年前俺はこの高校に入学した。俺はあまり将来のことも考えてなかったので適当に友達がここに通うからという理由でこの高校を選んだ。偏差値は若干低めだがそんなことも言える立場でない俺は皆に置いていかれないようある程度努力しなくてはならない。正直勉強は嫌いだしやりたくないしかし何故か知らないが俺は数学が好きだ、なんというかパズルを解くあの感覚、数学には必ず解がある答えがある、どこか1つでも間違えれば全て狂うあの感じが好きだ。それは他の教科では味わえない感覚だろう。しかし数学は好きでもその他は基本好きではない、かろうじて国語は少し得意な方だ。自分を客観的に見て俺は感受性が豊かだし何より想像力がある、感情移入なんかも結構するタイプだ。なぜそう思うのかと言うと俺は恋愛漫画とか映画、後感動する系のドラマとかを見るといっつも泣いてる。泣いてるというか涙がこぼれている。だから国語の感想を書く時なんかも物語の登場人物の目線になって考えることが多い。

しかし国語は数学のように先天的に好きだった訳でない正直得意になってしまった感じはある。昔俺は野球をやっていた。まぁどちらかと言えば強制入部だった、それというのも兄がそのクラブに所属していて俺もよく"遊び"に行っていたのだが俺が小学生に上がるのと同時に父が入部届けを出したのだ。俺はやるなんて言っていない。ただ入らないかと言われて楽しいの?と疑問形で返しただけだ楽しくないなら入る気なんてなかったからだ。なのに父は多分楽しいと言って野球の魅力なんて教えてくれなかった。そもそも俺が遊びに行っていたのはお前が連れていくからだ、土日に父も母も兄の野球に行ってしまって家に誰も居なくなるからと勝手に俺を連れていったのだ。行きたくて遊びに行ったわけじゃないだから野球が楽しいかどうかなんてよくわかっていなかったのに勝手に入部届けを出された。仕方なく俺は野球部に入ることになった。当時クラブ唯一の1年生ということもあってか俺は相当甘やかされていた。入ったは入ったが野球などほとんどやっていなかった気がする。しかしそんな甘やかしも一年経てば消えてしまった、俺の同級生が入った2人も俺は最古参ということもあったのかチビ組キャプテンとなり練習に参加していた。それくらいの頃からだ。俺が社会を学び始めたのは、俺はある日同級生の1人が怒られているのを見た。そりゃ学校で誰かが怒られているのを見たことはあったがチビ組で誰か怒られているなんてあったことがなかったから俺はビビったそして思った(ここはなんでも自由にできる場所じゃない)とそれから俺はあの"怒られる"というのが怖くて仕方がなかった、だから怒られないように外面を良くしていた、特にコーチや監督の前では言われたことがしっかりできているか、これなら怒られないかを注意深く確認していた。そうしている内に俺は段々と相手の目線や目ツキで相手が何を思っているか分かるようになった。それは無意識的に手に入れたものだが日常的に使う場面は多かった例えば学校で教室がうるさい時先生の目が少し溶けているというか落ちているというか呆れている様に俺たちを見ている時がある俺はその目にいち早く気づき黙る何故なら怖いからだ。今すぐ全員黙れば怒られないかもしれない。でも全員黙らせることは俺には出来ないだからせめて俺は黙るそして俺はクラス全体で怒られても俺だけは怒られてない感覚になることが出来るという考えが浮かぶのだ。まぁ案の定クラスはうるさくて怒られるのだが俺はダメージを受けている感覚がない、何故なら黙ってたから。こういう様に俺は人に目に敏感だった。目を見て何を思ってるか把握出来たそして行動できた。きっとこれを相手の目線になって考える。なのだろうだから俺は国語が得意だった。ちなみにだが俺は小学6年生でキャプテンを務め中学に上がるとすぐ野球は辞めた。

俺はこれから始まる高校生活に不安はなかった。いやあったのかもしれないしかしないと思い込んでいた。不安と言うのはネガティブなものしか産まないからだ。俺は自分が楽しく幸せになるためにはネガティブはいらないと思っている。ポジティブシンキングを忘れてはいけない。

前置きはこの辺りにして本題に入ろう。俺は高校生活を送っていて様々な疑問や悩みを抱えた。正直全ての事柄に答えはないと思っている。しかし答えがないからと無視するなきっと違う気もするのだ。だから俺は小説にすることにした。これは俺の物語だ。


書きたいことをそのまま書こうと思います。ぜひ共感してくれる方がいると幸いです。

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