ep.13 ステータス
ある晩、訓練が終わった後、エルノスはふと、自分のステータスがどれほど成長しているかステータスを確認した。
転生した時の初期ステータス
•名前: 翔
•種族: 人間
•レベル: 1
•HP: 50
•MP: 10
•筋力: 10
•耐久力: 8
•敏捷性: 7
•知力: 6
•精神力: 5
•魔力: 15
•魔法: なし
•スキル: なし
•称号: 勇者
このステータスは、エルノスが異世界に転生したときのもので、魔族としての能力は未熟で、ほとんど基礎的な状態にあった。
召喚された瞬間、力を持ってはいたものの、それは未開拓の潜在能力にすぎなかった。魔族としての真の力を引き出すには、成長が必要だった。
その後、訓練を重ねていくうちに、エルノスの力は次第に引き出され、変化していった。特に、ザラゴスの指導を受けて戦闘能力、精神力、魔法の理解が飛躍的に向上した。
現在のステータス
•名前: エルノス
•種族: 魔族
•レベル: 15
•HP: 350
•MP: 250
•筋力: 125
•耐久力: 122
•敏捷性: 118
•知力: 116
•精神力: 120
•魔力: 230
•魔法: 基本魔法(火炎、氷霧)
•スキル: 戦闘技術(初級)、魔力制御(中級)、魔族再生(中級)、魔族感知(遠距離視覚、聴覚)
•称号: 魔族見習い
訓練を受ける中で、エルノスの体力や魔力は急激に向上し、特に魔力制御が進んだことで、魔法の使い方に精通してきた。
基礎的な魔法(火炎、氷霧)を使いこなせるようになり、戦闘時には魔力を武器として活用することができるようになった。
また、魔族としての特殊能力も覚醒し、自己再生能力や高い感知能力を手に入れていた。
「お前は確実に強くなっている。」
ザラゴスはエルノスのステータスを見ながら、静かに言った。
「だが、これで満足していてはいけない。お前が目指すべきは、まだ先だ。」
エルノスはその言葉に、強い決意を感じ取った。
まだ成長の余地があることを示唆されたことに、さらに気を引き締める思いだった。
「これから、もっと強くなるよ。」
エルノスはザラゴスに向かって答えた。
その言葉に、少しだけ誇らしげな気持ちを込めて。
「良い意気込みだ。次の試練に向けて、もう一歩踏み出せ。」
ザラゴスは冷静に言い放った。
「だが、油断はするな。試練の先には、更なる試練が待っていることを忘れるなよ。」
試練を乗り越えてこそ、真の力を手に入れることができる。
エルノスはザラゴスの言葉を胸に刻みながら、その日からさらに訓練に励んだ。
彼は魔族としての力をどんどん引き出していったが、同時にその力を持て余さぬよう、冷静さを保ち続けることの重要性を学んでいった。
彼の成長はただ肉体的なものだけではなく、精神面にも大きな変化をもたらしていた。
ある日の訓練中、エルノスは新たな力を感じ取った。
訓練を終えた直後、身体に異変を感じたのだ。彼は自然とその力を引き出そうとした。
すると、胸の内で何かが覚醒するような感覚が広がり、視界が一瞬だけ鋭くなった。
その瞬間、遠くの森の中にいるザラゴスの動きを感じ取ることができた。
「これが…魔族感知…」
エルノスは驚きと共にその力を認識した。
彼は自分の力がまだまだ未熟だと思っていたが、このように新たな能力が芽生えることで、さらに成長を感じることができた。
その後、ザラゴスにこの感覚を報告すると、彼は無言で頷き、
「お前の成長は早い。だが、まだ試練の中にある。」と言った。
その言葉は重く、エルノスにとってさらなるプレッシャーを感じさせた。




