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千代子冷凍工場の秘密  作者: 矢本MAX
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これはチョコレートとクリスマスの夜にまつわる物語です。

これからしばしの間、あなたの心はこの不思議な空間へと入って行くのです。

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「これを食べてごらん」と言って差し出されたのは、棒に差された氷菓子だった。

 それは見憶えのある、懐かしいアイスだった。

 茶褐色で、髪の長い可憐な少女をかたどった氷菓子は「千代子冷凍」という名前で、みんなに親しまれていた。

 一口舐めると、甘いチョコレートの味が、かすかなほろ苦さとともに口いっぱいに広がり、香ばしい香りが鼻孔に抜けて行く。

 と同時に、懐かしい、様々な記憶が、洪水のように僕の脳裡に押し寄せて来た。

香りには、記憶を呼び醒ます効果があるようです。

これから、どんな記憶が呼び醒まされるのでしょう?

これはまだプロローグに過ぎません。

それではまたお逢いしましょう。

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