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私はお兄ちゃんをそんな子に育てた覚えはないよ!?  作者: さいとう みさき
第五章お兄ちゃんは知っちゃいけないよ!?
29/75

5-3由紀恵ご乱心?

長澤由紀恵15歳(中学三年生)。

根っからのお兄ちゃん大好きっ子。

そんなお兄ちゃん大好きっ子が学校見学で兄の高校に行くと‥‥‥


「私はお兄ちゃんをそんな子に育てた覚えはないよ!」


ここから始まるラブコメディー。

さいとう みさき が送る初のラブコメ小説!


おっぱい星人!!(由紀恵談)


 高橋静恵は真っ向から勝負に出てきた。



 私は彼女を玄関で見送りながら最後に一つだけ聞いてみた。


 「高橋さん、お兄ちゃんにはもう?」


 すると高橋静恵はきょとんとした顔で私を見る。



 「流石に立ち直りが早いわね? 抜け駆けはしないわよ。矢島さんと泉さんにも話してからね。でも、一番最初に話そうと思っていたのは由紀恵ちゃんなのよ?」


 「私ですか?」



 靴を履き終わった高橋静恵は私に振り向き言う。


 「きっと最後に一番の強敵になるのは由紀恵ちゃんだからね。だからまずは由紀恵ちゃんに話したの」



 私が強敵?


 そんなはずはない。

 どんなに頑張ったって私はお兄ちゃんと恋人にはなれない。



 「じゃ、またね」


 そう言って高橋静恵は帰って行った。




 「由紀恵ちゃん、高橋さんって‥‥‥」


 「全く、最初から嫌いだったわ。あんなに正面切って来られちゃ本気で嫌いになれない!」



 私は心の奥底でこの人を本気で嫌いになれなくなっている自分がいる事に気付いた。



 うー、年上の余裕?


 

 恵姉や唯ちゃんとは違った強敵だ。

 

 そしてこの後まだ矢島紗江や泉かなめもいる‥‥‥




 「はぁ~、何でいきなりお兄ちゃんの周りに女の子が増えるのよ!」




 「ん? 俺がどうしたって?」


 いきなり後ろのリビングから出てきたお兄ちゃんに私は飛び上がるほど驚いた。



 「のっぴゃぁぁああああぁぁぁっ! お、お兄ちゃん!?」



 「あれ? 高橋帰ったのか? なんだ一言くれてもいいのに」


 玄関の靴を見てつぶやくお兄ちゃん。



 「友ちゃんって高橋さんのこと好きなの?」



 「ぶっ!!!!」



 紫乃っ!

 いきなり何てこと聞くのよ!!!!



 「えっ? あ、ああ、好きか嫌いかと聞かれれば好きかな?」



 がーんっ!



 な、なにそれ、お兄ちゃんが高橋静恵のこと好きって!?

 



 「おおおおおお、お兄ちゃん!!!?」


 「ん? どうした由紀恵? 高橋って友達としては好いやつだもんな!」



 「と、友達??」



 「あれ? 友ちゃん高橋さんと付き合いたいのじゃないの? 友ちゃんおっぱい好きだって聞いたのに?」


 「紫乃ちゃんっ/////!! お、俺は別に高橋と付き合いとかってんじゃ‥‥‥ そ、それに俺がおっぱい好きって何?」


 「え~、由紀恵ちゃんが友ちゃんっておっぱい大好きおっぱい星人だって言ってたよ?」



 おいこら紫乃! 

 何余計な事言ってるのよ!!



 「‥‥‥由紀恵、ちょっと話がある」



 「ち、違うの、お兄ちゃんがおっぱい好きなのは周知だけど、おっぱい星人は違うの!!」


 「なんだよそれ?」


 「だっておっぱい星人は私くらいの胸も大好きなはずなんでしょ?」



 「なんじゃそりゃぁっ! ちがう、俺は断じておっぱい星人じゃないぞ!! 嫌いじゃないけど」




 なっ! 


 とうとう本性を現したかお兄ちゃん!

 じゃ、じゃあ私の胸でも良いのね!?



 「おっぱい好きなのね! じゃあ妹の胸でも興奮するよね!!」


 「なんでそうなる!?」


 「友ちゃんおっぱい好きだったんだぁ~。私の触ってみる?」



 「「紫乃 (ちゃん)っ!!」」




 家の玄関先でおっぱい論で騒ぐあたしたちだった。   

  

 

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