文化祭!
夏休みも終わり、9月へ
9月は文化祭がある。
俺達クラスは、劇をやる事となった。
劇は眠り姫。
俺と、駒形さんは裏方、彩華さんはお妃様役
そして、白雪姫役が、葵さん、王子様役が女子人気がある、陽キャラに決まった。
放課後
俺達は放課後みんなで集まり、自主練習をしていた。
まぁ、俺と駒形さんは裏方なので、他の主演の台本読みをした。
「カガミよカガミよ、この世で一番美しいのは誰?」
「それは、山を越えたその向こう、七人の小人の家にいる白雪姫です」
「なんですって!! あの猟師、裏切ったね!よし、こうなれば」
と言う感じで話は進みついに白雪姫は二度と目を開きませんでした。
白雪姫が死んだ事を知った小人たちは悲しみ、せめて美しい白雪姫がいつでも見られる様にと、ガラスのひつぎの中に白雪姫を寝かせて森の中に置きました。
そしてある日、1人の王子が森で、白雪姫のひつぎを見つけたのです。
「何てきれいな姫なんだ。まるで眠っているようだ」
確か、この次の展開が、白雪姫にキスをするだよな……確か、本番でのキスシーンの時には、ステージの照明がおちて、白雪姫と王子様がキスをしたと言うていで、話は進んでいくが……なぜみんな、動かず俺をじっと見ているんだ。
ま、まさか、葵さんとキスをしろと言う事なのか!?
この異変に葵さんは目を覚さない。
「王子様、早くキスをしてください。でなければ、話は続きません」
「そうです。さぁ、キスを……」
と彩華さんと駒形さんに言わた以上、キスをしなければいけない状態に!
「さぁ、早く」
意を決して、俺は葵さんとキスをしようとする。
やばい、心臓の音が……
葵さんの綺麗な唇がまじかに……
うん?
すると、照明が落ちた。
そして、すぐに照明はつくと、葵さんは目を覚ましている。
「ごめんね、和真君」
と笑う葵さん。
まさか……
「あれれ、和真殿、まさか本当にキスしようとしたんですか?」
「いいや!そんなことしようと」
「でも、顔真っ赤になっているじゃないの」
「気のせいです!」
「でも、男の子だからそう言うのに、期待しちゃうよね……」
あぁ!皆んな!うるさい!どうせ、こんな展開になるくらい分かっていましたよ!
「でも、和真君が可哀想だから、私がご褒美をあげる」
あ!葵さん!
まさか、こんな展開になるとは!
俺は今、葵さんから、頬にキスをされた。
「どうかな?これで」
「ずるいですよ!葵殿!」
「そうよ!抜け駆けよ!」
とぶうぶう二人は怒り、ついには……
「和真殿!私もご褒美にキスしてあげます!」
「な、ならば私も!たまにはご褒美を!」
二人は俺に迫ってくる。
葵さん!助けて下さい!
「駄目だよ!二人とも!」
葵さん!えっ?……
俺は葵さんに拘束された。
「よし!これでもう逃げられないから!みんなでご褒美を沢山あげちゃおう!」
「ちょ、ちょっとみんな!」
その後、俺は・・・・・・ご想像にお任せします。
「皆さん、今日はありがとうございました」
「どういたしまして」
こうして、練習は終わり、月日は流れた。
ちょっとした時間でも俺達は練習をした。
そして、文化祭の舞台は無事に成功したのであった。
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