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2 朝からイチャイチャ?!

2024年5月09日に推敲させて貰いました。

読んだことのない人も、一度、読んだこともある人も是非、読んでください!

夢の告白を終えた次の日……


俺はお陰様で寝不足だ。

美少女に告白された上に、これからの学校生活が不安で眠れなかった。

俺はいつも通り学校に登校していると、早速、俺の目の前にある人物がやってくる。


「おはようございますー!和真さんー!」


 そう手を振りながらこちらにやって来たのは清水さんだ。

すると、清水さんは、俺の腕にべったりと絡みつき、身をすり寄せながら、可愛い、口調で言う。


「いや~それにしてもー、こんなところで出会うなんて、偶然、いや運命ですねー!」


 清水さんからはアロマの匂いがする。

それと、自分の武器であろう、大きな胸を俺の腕に押し当てる。


平常心、平常心。俺の横には誰もいない!


周りに同じ学校の生徒がいるが、誰も俺を見てない!


「あれれ?もしかして緊張してますー?まぁ、そうですよね。こんな美少女と・・・・・・」


 なんか言っているが、内容が入ってこない。


「もう、仕方がないな。そんな和真君にはリラックスしてもらいましょう」


と清水さんは俺の耳元に息を吹き込む。

なんなんだ。この快感は!

緊張していた体の力が抜け、俺はその場でくたっとなった。


「どうです?緊張ほぐれました?」


「べ、別につまずいただけだから」


「もぉ、そんな駒形さんみたいなこといったら、もう一回やっちゃいますよ」


「分かった!分かったから!やめてくれ!」


「なら、罰として、葵。お前、可愛いな的な事言ってくださいよーほらほら」


これでは清水さんのペースに流されているだけではないか!

だけど、言わなければ、またあれが来る。


「あ、葵さん。今日も可愛くて素敵です」


は、恥ずかしすぎる!なんで朝からこんな事を言わなければならないのだ!


どうせ、こんな恥ずかしい思いをしている俺を見て、清水さんも笑っているに決まっている!


俺は、清水さんの顔をちらっと見てみた。

清水さんは顔を真っ赤にしている。


もしかして、照れたのか?


「ま、まぁ良いでしょう!今回はこれで勘弁してあげますよ!」



 うん!絶対に照れている。


あの清水さんでもこんなに照れるもんなんだな。

俺は、清水さんの新しい一面を知るのであった。


そんな事もありながら、俺は清水さんと一緒に歩く。


「なんか、周りの視線がこっちらに向けられていますね」


それはそうだろう。

美少女と呼ばれている生徒が、異性の男子と腕を組みながら歩いていたら、誰だって見てしまうもんだろう。

あぁ、俺に向けられる視線が痛い。

それにもうじき、学校に着くではないか



「あ、あの、清水さん。いい加減離れてくれない?」


「えっ?どうしてですか?」


「もうじき、学校に着きますし、学校の前では、生徒会の生徒たちとかがいますよ」



 俺達の学校は毎朝挨拶活動が行われていると同時に、身だしなみチェックや、風紀を乱した生徒はいないかとチェックされている。そのため、今のままだと確実に止められるだろう。



「だから何ですか?別にいいじゃないですか?そもそもこの学校変ですよね!恋愛禁止ならまだしも、恋愛禁止してないくせにこういうスキンシップは禁止なんてわけが分かりません!」



 駄目だ離れない。


こうして、俺は清水さんと仲良く学校に行くことになってしまった。

周りの生徒が俺達を見て、ひそひそと話していたり、笑っている生徒もいる。


あぁ、辛すぎる


ーー学校ーー



「おはようございますー」


 門を通ってすぐに、ホイッスルの音が鳴り響いた。


まぁ、そうなりますよね。



「朝から、イチャイチャなんて不純ですよ!」


 西園寺さんが、俺達の前に立ちはだかる。


「あっ、おはようござます。西園寺さん。そういえば、西園寺さんって生徒会に所属しているんでしたね。可哀そうに、朝早くから登校しなくちゃだから、和真君と一緒に登校出来ませんよねー」



西園寺さんは、なんか今にも怒りそうだが大丈夫だろうか?


「そんな事よりも離れてください!過度のスキンシップは他の生徒に悪影響です!」


「はいはい、分かりましたよー」


 とつまんなそうに俺から離れた清水さん。


やっと解放された・・・・・・


さて、教室へ行こう。

もうじき、ホームルームが始まってしまう。


「ちょっと待ってください。和真殿、清水殿」


「なんですかー?」


「和真殿、昼休み、生徒会室へ来てください。お話があります」


「そして、清水殿は、反省文、二枚分、この後、渡しますので、明日の朝までに書いて生徒会に提出してください」


「えーなんで私だけが反省文なんですかー!和真君だけずるーい!」


「和真殿は、無理やりと言う感じでしたので、反省文はなしです。その代わりお昼休み、みっちりお説教です!」


こうして、清水さんのせいで俺は、昼休み人生初の生徒会室へ行くことになった。

普通に生活していれば、こんなところに行くことなんて無かったのに・・・・・・

最後まで、読んでくださりありがとうます。

まだまだ、力不足なところがあると思いますが、もし、俺もこんな恋をしてみたいとか、シンプルに面白かった。など思ったら、登録や、評価のほうもよろしくお願いいたします。

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