表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

14/86

18 その男が好きならしっかり自分の物にしろ!!

「もういいんじゃないですか?」

「はぁ?!あんた何言っているのよ!こいつは和真のことが好きじゃないのに和真に近づいているだよ!」


葵を指差し彩華に声を荒げる駒形。

そんな駒形を目の前にしても彩華は穏やかだった。


「葵殿が和真殿のことが好きじゃないから、なんですか?それなら私達が葵殿の思いを越えればいいだけ。そうじゃありませんか?」


「だ、だからと言ってこいつを許せと言うの?!」


「えぇ許してあげるべきだと私は思います」


うっすら微笑んだ彩華。その姿は一目惚れするほど美しく、まるで天使のようだった。


「ど、どうして!あいつは……あいつは……」

「もう良いじゃないですか駒形さん……」


ポンッと駒形の肩に手をおいた木嶋。どうやら木嶋も彩華と同じ考えを持っていようだ。

やはり木嶋はとても優しい子である。


「き木嶋さんまで……」


駒形は言葉に詰まった。

そして誰かを見方にしようと言わんばかりに今度は俺を指差し尋ねてきた。


「な、ならあんたはどうなのよ!」

「俺は……」


ちなみに俺は彩華と木嶋の考えに賛成である。


なぜなら葵が俺のことが好きじゃないことに対して多少の心の傷がつくが、葵は俺に対して嫌がらせなどのことはしてきてない。よって清水 葵は実害がないと言える。

それに……


「だって、駒形さん」


べったり俺にくっいてくる葵はまるで駒形を挑発するような表情を見せる。それにのられるかのように駒形は葵に怒る。

「うるさい!あんたは今、関係ないでしょ!?」

「そんな事ありませんよ~ねぇー 和真さん」


俺の腕に胸を押し付けまるで俺を誘導するかのように葵は言った。少し黙って葵の様子を見てたが葵は少し調子に乗りすぎである。


「し、清水。それはちょっと言い過ぎじゃないかな?……」

「えぇーそんなことないですよー」


より一層胸を押し付けてくる葵。


「あんた!そんなにべたべたと触るな!それと!あんたも葵にニヤニヤしているんじゃないわよ!」


そんな様子を見ていた駒形が俺達を引き裂くために入り込んできた。

そして駒形は俺と葵の仲を裂き次に俺の制服の裾を掴んだ。

「く、苦しい……」

「うるさい!あんたあいつとイチャイチャするのが悪いでしょ!」


俺を葵から遠ざけるために俺を引っ張る駒形。

「あぁー待ってくださいー」

「ついてくんな!このゴミ女!」

駒形は葵に指差しこう言った。

「私はあんたを許さない!だから和真にも指一本触らせないから!」

「えぇーそんなこと言わないでくださいよー」

俺を取り戻そうと近寄る葵に対して駒形は俺の制服の裾を引っ張り強引に自分の方へ。


「まじ、苦しいんだけど……」

「駒形殿、いい加減和真が死んでしまいますよ!」


「あぁ!分かったわよ!なら彩華がどうにかしなさい!」


すべてを任せるかのように駒形は俺の背中を強く押し彩華の方へやった。

俺は急なことにバランスが取れない。


「か、和真殿!」


俺はバランスを崩し倒れそうになった。

だが、むにゅとした柔らかい()()()お陰で倒れずに済んだ。

それよりもこのむにゅとした感触にこの匂い……


「きゃ!きゃずま殿!」


彩華がやたらとうるさい。

まさか……

俺は改めてむにゅとした物を揉んでみた。

「きゃ!きゃ!きゃ!きゃ!」きゃずま殿ー!」

俺は顔を恐る恐るあげてみた。

するとそこには顔を真っ赤にしている彩華が

そして右を見れば彩華の胸を触っている俺の右手があった……





最後まで読んでくれてありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ