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あのときの失敗を考える【store編】  作者: 降井田むさし
6/10

⑥本屋の二重自動扉に二重で挟まった件

前の人に続いていくカタチで、本屋に入っていった。


その本屋は、二重の自動ドアになっていた。


よくある、メイン空間の前に、サブ空間があるタイプの本屋だ。


前の人のすぐ後ろを付いていった訳ではなく、前の人から少し離れたところにいた。


前の人が開けたドアを、そのまま後ろの僕も通ろうとした。


だんだんドアが閉まってきているなと、自分でも分かってはいた。


でも、近づけばセンサーが反応して、開いてくれるだろうと思い、そのまま通ろうとした。


ドアは反応してくれず、肩はガブッと扉に挟まれた。


挟まれたが、何の動揺も見せないように、平気そうに次の扉に向かった。


そのまま、少し肩を押さえながら挑んだ二番目の自動ドアも、前と同じ状況だった。


開き切って、もう閉まろうとしていた。


歩いていくと、また同じように、肩をガブッと扉に挟まれた。


流れるような、数秒の出来事だった。


そのあとは、平気な顔をして本棚へと向かった。


今からこの失敗の対処法を考えてみようと思う。



①自らの足で、自動ドアを開けるときが来るまで、じっくりと立ち止まり、誰の後ろも歩くことなく、常に先頭でいるという意識を持って行動をする。


②普通に通ると肩を挟まれるので、映画に出てくるような怪力男になりきって、扉を手で塞ぎ止め、こじ開けているような感じで自動ドアを通る。


③後ろに付いていっても挟まれず、くっつき過ぎだろうとも思われない、そんな前の人との絶妙な距離を探り、それを頭に入れながら行動する。



色々と対処法を考えてきたが、そもそも二回挟まれたことが一回しかない訳だから、普通に生活していたら一回挟まれで済むので、一回挟まれに耐えられる精神力から作っていこうと思う。

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