②スーパーでウドを突き付けられた件
いつ行っても、レジには長い行列が出来ている。
そんなスーパーにいつものようにやって来た。
カートを押して、ひと通り商品をカゴに入れて、いつものようにレジに並んだ。
すると、後ろから、ただならぬ気配を感じた。
振り返ると、背中から3センチも離れていない場所に、長い長いウドがあった。
それは、後ろのお客さんのカートのカゴから伸びたウドだった。
その後は、レジを進んでいっても進んでいっても、ウドをぴったりと背中に突き付けられ続けた。
進んでも、すかさず距離を詰めてくる。
ネギも突き付けられたことがないのに、見たこともなかったウドを突き付けられるなんて、恐怖しかなかった。
今からこの失敗の対処法を考えてみようと思う。
①カゴにネギを入れる時に、こっちも後ろの人にネギの青い部分が向くように入れて、僅かに抵抗する。
②少し左側寄りに列に並んで、ウドがカラダに届かないようにする。
③ウド売り場に売っている、ウドの先端を一分間だけ凝視して、ウドの先端に慣れてからレジに挑む。
色々な対処の方法は出たが、ウドを突き付けられるという、非日常の風景も、普通であると思える心を持つことが、一番いい方法だろうと思う。