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魔法少女が変態でした。  作者: 三色ライト
本編

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94話 特訓の日!

「・・・あれ?」


「どうしました?灯」


 先週私たちの[星一祭]の出し物が決定し、よし!次は本番だっ!って思ってたんだけど…。


「なんで二週間前の週末に河原へ?」


「忘れたんですか?[星一祭]は体育の部が初日にあるので、その練習です」


「・・・灯は運動神経も悪い」


「『も』は余計だよ!」


 そうだった…今年は去年のクラスとは違って仲は良くて団結力があるんだけどその分体育の部にも力を出してるんだった…。このままじゃ足手まといになるから〜って輝夜ちゃんとブラッディにお願いしたんだっけ。


「灯は何の種目に出るんでしたっけ」


「えっーと…大縄跳びとクラス全員リレーだったかな」


 二年生になるとクラス全員が走るリレーが組み込まれていた。プログラムを読んだ時絶望したよ。大縄跳びまで入れられたし。


「じゃあまずは走りましょうか。全員リレーが1人約100mなので…ここからあの街灯までですね」


「・・・向こうで計測する」


「じゃあいきますよー!位置について!よーーい、ドン!!」


 とりあえず全力でダッシュ!最近人間の体で走ってなかったから半分くらいでもう…苦しい。

 苦しいみながらもなんとかゴール!


「ぜぇ…はぁ…た、タイムは?」


「19.52」


「これは…どうなの?はぁ、はぁ」


「・・・遅い」


 一言で片付けられた!?まぁ遅いのはわかってたけど…。魔法少女の体になれば倍近く速くなれる気がするんだけどなぁ。


「どうでした?」


「19.52だった」


「oh…」


「そんな露骨な反応しないで!」


 そんなに遅いのか…ちょっと平均タイム調べてみよ。なになに…17秒ちょっとくらいが平均かぁ。たったの2秒の差なのにどうして陸上競技では大きな差になるんだろ。


「ここから半月でどうタイムを上げていくかですね」


「・・・灯の場合フォームだと思う」


「えっ!私走り方変なの!?」


「なんかこう…クネクネ?してる」


「クネクネ!?」


「たぶん軸がぶれているって意味だと思いますよ。なんか走っている時に右に左に身体がブレてるんです」


 き、気づいてなかった…! そんなダサい走り方してたのか私…。


「じゃあとりあえず身体をフラつかせず走る練習をしましょうか」


「うん!」


「・・・よーい、スタート」


「まだブレてますよ!」


「こ、こうかなぁ?」


 ぜぇぜぇ言いながらなんとか身体をブラさずに走る方法を模索する。不思議なもので意識すれば案外簡単にマシにはなったそうで…。


「結構良くなってきましたよ!」


 10分そこらでそこそこ矯正できたみたい。よしっ!この調子でどんどん走ろう!と言いたいところだけど…。


「つ、疲れたぁ〜、もう限界…!」


 体力のない私にはもう限界が来ちゃった。


「うーん…では午前はこれで終わりにしましょうか。一旦私の家に帰りましょう。お昼を食べて少し勉強したら再開です!」


「ひえぇ…」


 運動もして勉強もして…今でこそ結構やる気でてきたからマシだけど…やる気も無かった以前の私だったらただの拷問だった。


「頑張れ灯。お昼ご飯は輝夜の手作り」


「えっ!本当!?」


「はい!腕によりをかけて作りますよ!」


 ただ…輝夜ちゃんあんまり料理得意じゃないけど大丈夫かな…。

 って思ってたけど


「おお!すごい上達してる!」


「この2ヶ月くらい頑張ってみましたから!」


 机の上に置かれた料理は…チャーハン!もうちょっとロマン的に輝夜ちゃんは色気のある料理を作って欲しかった感はあるね。テリーヌとか。


「いただきまーす。…んん!美味しいよ、輝夜ちゃん!」


「良かったです。たくさん食べてくださいね」


 お腹いっぱい輝夜ちゃんの手料理を堪能し…お勉強会へ。筋肉が疲れて今度は頭が疲れそう…。


「灯は成長が早い。きっと地は悪くないのに意識が足りないからアレだっただけ」


「えへへ…そうかなぁ」


「次のテストもこの調子なら80位以内も目指せますよ!」


「そしたら約半分以上か!いや〜ここまで来るなんてねぇ」


「・・・まだ来てないけど」


 う、手厳しい…。


 2時間くらいお勉強したらまたさっきの河原へ。今度は大縄の練習らしいけど輝夜ちゃんとブラッディが回し手をやったら跳ぶの私だけになるけど意味あるのかな…。


「それじゃあいきますよー」


「はーい」


「「せーのっ」」


「1・2・3・4・5・6…」


「あ、あれ?」


「ん?どしたの?輝夜ちゃん」


「い、いえ…その…」


 なんか言いたげだけどハッキリしないね…どうしたんだろ。もしかして私の跳び方がおかしいのかな。


「普通にそこそこ跳べていることに驚いてるんだと思う。私もその一人」


「酷くない!?私のこと過小評価しすぎだよ!」


「ご、ごめんなさい…でも本当に意外で…」


 あ、『本当に意外』とか言っちゃってるよこの子。フォローのつもりかな?


「・・・大縄の練習は必要なさそう。やっぱり100m走じゃない?」


「そうだね…ここまできたらやってみせるよ!待ってろ18秒台!」


「・・・結構現実的な目標ですね」


 私たちの体育祭が…ゆる〜く始まる!!!

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