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魔法少女が変態でした。  作者: 三色ライト
本編

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7話 煩悩だらけの組体操:前編

 んーっ! いい朝だなぁ。なんか長くてリアリティある変な夢を見ちゃったけど、まさか自分がフリフリの衣装を着て美少女の口に指を突っ込むなんてするわけないよねぇ!


 試しに「マジカルインストール」なんて夢に出てきた単語を叫んでも何も起きるわけないもんね。


「マジカルインストール!」


 メルヘ〜ンな効果音が鳴るまでもなく、白いヒラヒラとピンク色のヒラヒラがついた衣装に包まれる。


 ………………………………


「……アァァァアァァぁぁぁぁ! 嘘だぁ! 絶対嘘だ! あんなの私じゃないのにぃ!」


「客観的に自分を見ることが苦手みたいだお☆」


「私は輝夜ちゃんに貪欲なだけで変態じゃないの! てかなんでまだいるの!」


「面白そうだから? まぁでも、このへんで失礼するお☆。また来月だお☆」


 スッ……とディスポンはどこかへ消え去った。はぁ。ってため息を吐いてると


「お姉ちゃーん! 朝ごはん! 遅刻するよー」


 どうやらもう登校時間に迫っていたみたい。


「はーい!」


 ……学校行かなきゃ。



 フラフラ歩いて学校に着くと、いつもは誰よりも早く来て読書をしている輝夜ちゃんが、今日はまだ来ていない。


「どうしたんだろ?」


 独り言のつもりだったけど前の席の友達が反応してくれた。


「灯ー、なんか元気なくないか? 愛しの美山さんがいないからってそんなんじゃ1日もたないぞ〜」


「もー、からかわないでよぉ〜」


 元気ないのは輝夜ちゃんがいないだけじゃなく昨日のせいでもあるんだけど。


 そのままホームルームの時間に突入して少ししてから輝夜ちゃんが登校してきた。

 ゆっくりと、周りに迷惑をかけないように自席へ向かってる。こそっと私を通り過ぎる時囁いてくれた。


「おはようございます。灯さん」


 輝夜ちゃんの囁きってちょっとエッチなんだよねぇ。朝からは刺激が強いかも。


「うん。おはよー!」


 ってあれ? なんか輝夜ちゃん今日...


「ねぇ、輝夜ちゃん、その目のクマどうしたの?」


 こそっと私も囁き声で聞いた。


「あっ、その、これは……ね、寝不足です! 昨日は本を読みふけってしまって。」


「そうなんだ……珍しいね」


 コソコソ2人で話し始める。あぁ、昨日のアレで受けた傷が癒されるなぁ。


「コラー、そこうるさいぞぉ」


「ごめんなさーい」「ご、ごめんなさい!」


 怒られちゃったねって輝夜ちゃんに向けて舌を出す。すると輝夜ちゃんも舌を出して答えてくれた。可愛すぎるよぉ〜、この生き物……。


 さて普段通り授業を寝て過ごしたらお弁当&歯磨きの時間!


「あの、ちょっといいですか?」


 お弁当を食べ終わった後、いつものように洗面所に行こうとしたら輝夜ちゃんに呼び止められた。


「その、今日は歯磨き……別々にしませんか? 灯さん、よく鼻血を出されますし、私も見られるのは少し恥ずかしいので……」


 え、えええ!?


「う、うん。それなら仕方がないよね……」


「それじゃあ私、磨いてきますね」


 輝夜ちゃんが1人洗面所に向かった。


「そ、そんなぁ〜……」


 私はこれから何を楽しみに学校生活を送ればいいんだろう……



「はーい、今日からの体育は組体操な」


 なんですと!?

 5限の体育、それは、弁当を食した直後の授業ゆえに戻しそうになるのをグッとこらえる苦行。だと思っていた。


「じゃあお前ら、好きな子とペアを組ん……」


「輝夜ちゃん組も!」

「はい! もちろん」


「……森野。フライングしすぎだ」


 組体操でペア。それすなわち合法的に密着してOKである。ということ。

 この[星乃川第一高校]は公立高校だから、輝夜ちゃんとイチャつくことを公的に認められた=結婚を役所に認められたことと同義だと私は思う。


「まぁ今日は初回だからそんなに難しいのはやらない。2人でできることに収めるから」


「「「はーい」」」


 先生の声にみんなで反応する。ちょっと小学生のノリを思い出した。


「よしっ! じゃあまずは倒立から。壁を使って1人が倒立。もう1人は安全に補助してやれ」


「輝夜ちゃん先にやっていいよ」

「ありがとうございます」


 さてと、補助ってどうやるんだろ。


「倒立する子は手をついて壁に足をかけながら登っていくこと。補助する子は腰あたりに手を添えてバランスをとらせる。その後上がってきたら足を持ってあげること。いいな」


「「「はーい」」」


「では灯さん、よろしくお願いします」


「うん! 任せて!」


 輝夜ちゃんが床に手をついて足を壁にかけていく。

 綺麗な足だなぁ。羨ましい...


 えっと、腰に手を添えて支えるんだっけ

 ……腰に手を添える!? そんなまさか……エッチなのでは!?

 学校という場でそんなことしていいの!? するけど!!


「灯さん? お願いします」


「うん任せて。責任はとるから」


「なんのことですか?」


「では……いただきます!」


 ふぉ、ふおぉぉぉぉぉ!? 何コレ!? 細いのにすっごく柔らかい!


「灯さん、大丈夫ですか?」


「はい。絶品です」


「足を上げていきますね。よいしょっ」


 今度は輝夜ちゃんの足を持てるんだ!

 これこそ本当にエッチなのでは!?


 輝夜ちゃんのふくらはぎをガッツリ掴む。あぁ。どれだけ完璧なスタイルでもプニプニ不可避なふくらはぎ……たまらない。


 そして[星乃川第一高校]の体操着はハーフパンツ。

「えっ、ブルマの方がえっちじゃん」と思ったそこの君は甘い。にわかだね。


 だって今、輝夜ちゃんがハーフパンツを着用していることで、私は輝夜ちゃんのハーフパンツと太ももの間からパンツが見えるか見えないかの駆け引きを始められるんだよ!?


 っと、輝夜ちゃんが足をさげちゃった。んー、パンツ見れなかったなぁ。


「ありがとうございます。次は灯さんですね」


「えっ!? あっ、そっか」


 輝夜ちゃんに触り放題のイベントじゃなくて、これ体育だった。


「じゃあよろしくね、輝夜ちゃん!」

「はい。お任せください」


 運動は苦手だけど、補助付き壁付きならなんとか……


「よっこいしょ」


 軽く足を上げて壁にかける。


「じゃあ、補助しますね」


「ひゃ!?」


 輝夜ちゃんの手が腰に添えられる。ちょっと変な声出ちゃった。


「大丈夫ですか!?」


「あぁうん。全然平気ー」


 これ、触るのはご褒美だけど触られるのもご褒美なタイプのやつだ。腰がとろけちゃいそう。


「足、上げてください」


「は、はい!」


 自然と敬語で答えてしまった。


「んひっ!? あっ……!」


 輝夜ちゃんの指がふくらはぎに食い込んで気持ちいい……


「うん。綺麗に倒立できてますよ!灯さん!」


「ありがとー! 輝夜ちゃんのおかげだよ。あとごちそうさまです」


「?」って感じで首を傾げられちゃった。


<キーンコーンカーンコーン……>


「あっ、チャイムなっちゃった」


「今日はここまでですね」


 慌てて先生が戻ってくる。


「悪い悪い。時間オーバーしたから簡潔に説明するぞ。夏休み前の体育で2人組組体操のテストするから。種目は倒立とサボテンで。よろしく〜」


 えぇ……テストかぁ。練習しないとなぁ。

 あっ、でも輝夜ちゃんと半月以上イチャイチャ組体操できるなら、って考えたらそれもいいね。

ご読了ありがとうございます!

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