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魔法少女が変態でした。  作者: 三色ライト
本編

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75話 脱ぎたてホヤホヤ

 おかしいよ…早すぎる!

【ティクルグラント】の魔法、『シスタープリアー』が発動して私とチェリーのHPとMPは強制的に10に。と同時に『ハニーコーティング』が強制発動して透明なハチミツに包まれた。


「驚きましたかぁ〜? 実はちょっと発動時間を短縮することに成功したんですよぉ〜」


「キャハッ! どんな気持ちー!?」


 やっ…ばい! 前回も喰らったけどあの時はナイトがいたからどうにかなった。でも私と今日がデビュー戦のチェリーじゃ…。


「ねぇ。どうすればいい? 今までこういう時はどうしてきたの?」


 チェリーが後ろからボソッと聞いてきた。いや…いつも行き当たりバッタリでここまで来たんだけど…。


「ぞ、存じ上げません」


「あっそ。じゃあいい」


 なんかこの子の言葉にはトゲがあるよぉ。


「はぁっ!」


「ちょ!?え?」


 飛び出して行っちゃったよあの子! これは…ついていかないと!


「アハッ☆飛んで火に入る〜?」


「夏の虫〜」


【リックキャンディ】と【ティクルグラント】がそれぞれの武器を構える。本当にこのまま突っ込む気!?


「武器[千本桜]スキル発動『義経!』」


「えっ!?」


 チェリーの銃から放たれたのはーー5枚の桜の花びら! 手のひらくらいの大きさの花びらがふわふわと宙に舞い、ぶりっ子&シスターコンビを囲い込んだ。


「ふーん。効かないよーだ!『パワーシールド!』」


「残念ですね〜」


 くっ…あれだと私の魔法も防がれる…どうする?


「『義経』、発動!」


 花びらがいっせいに輝きだし、次の瞬間-----何も起きない…?なら私が!


「アハッ!失敗?」


「なら攻勢にでますかぁ〜、あら?」


「『ハニー…」


「やらせないよ!バンッ!」


「くっ!」


 何とか避けれた! でも…体勢が!


「残念でした〜。『デスブロー!』」


 着地地点に向かってシスターが拳を打ってくる!

 直撃は免れずゲームオーバー…かと思ったけど生きてる?


「うぅ!…ってあれ?そっか『ハニーコーティング』で…」


 HPが1だけ残るんだっけ。なら!


「『ショットガンランプ!』」


 私の攻撃魔法のエース!いつも通り出番だよ!


「なっ!?」


 まだ生きていることに驚いたシスターが声をあげる。遅い!


「『ショットガンランプ』、発動!!」


 私の手持ちランプが光り輝いて発動!・・・あれ?しなくない?


「ええっ!?何で?」


「何があったかはわかりませんが〜」


「残念だったね、お姉さん♪」


 終わった…てかチェリーはどこ行ったの…まさか逃げたんじゃないでしょうね!


「バイバーイ!『フレイムボール!』」


 火の玉に包まれ…ない?


「「「え?」」」


 これもしかしてーー魔法が発動しない!?

 よく回りを見ると…5枚の桜の花びらが結界?みたいなの作ってるし!


「ね、ねぇ、これヤバくない?」


「そうですね〜。作戦B決行です」


 さ、作戦B…警戒しないと!


「「せーの! えい!!」」


 そう叫ぶと【ティクルグラント】と【リックキャンディ】は通常攻撃を仕掛けた。・・・お互いに向けて。そして同時にHPが切れたのかお互い引き分け判定で勝手に戦闘終了してしまった。


「えええええ!? そんなのアリ!?」


「あれ?一人だけになってる」


 グラウンドの木の上にチェリーが立っていた。きっとこの魔法が使えない範囲もこの子が作ったんだろうけど…。


「あの二人になら逃げられちゃったよ。残念だったねー。そこから何か魔法を撃って倒すつもりだったんでしょ?」


「まぁ…そうだけど。でもべつに残念じゃないよ?」


「え?」


 なんか…直感的に嫌な予感がしてきた…。


「だって、あなたがいるじゃん。『チェリーバレット』」


 やっぱりぃ!? 武器から桜色の弾丸が撃ち込まれ…私のHPは0になった。




 久しぶりの真っ白なボーナスタイムの部屋でムスッという表情以外できない。何よあの子!せっかくピンチだったところを私が助けてあげたのに!あまりに不義理じゃない!?


 ……いや、そんなに助けてないな…。でも納得いかない!きっと【ドレスチェリー】はリアルではサバサバしてて私みたいな甘っちょろい人間を嫌うタイプなんだろうなぁ。


 そういえばあの子にとっては初めてのボーナスタイムか。きっと今ディスポンから説明を受けてるんだろうなぁ。私も初めての時は緊張した…でも今ナイトにボーナスタイムをする機会があったらデビュー戦の日より緊張するんだろうなぁ。


 しばらく待っていると桜の木のようなポールに拘束される。そして急上昇!


「ちょっと! せっかく助太刀してあげたのにひどくない?」


 一応文句の1つでも言ってやろ!


「そんな甘いこと言ってどうするの?これは勝負の世界なんでしょ?」


 ・・・後輩に正論を言われた…。


「で?どんなことをすればいいわけ?」


「それは・・・好きにどうぞ?」


「本能に訴えかけるといいお☆」


 そういえばどこにいたのディスポン…さらっと現れているけど…。


「本能に…じゃあ、脱いで」


「・・・へ?」


「脱いで」


 脱いでって言ってるくせに強引に脱がせようとしてきた!


「ちょ! ディスポン!これアウトなんじゃないの?」


「神の作ったガイドラインには抵触していないからセーフだお☆。ちゃんと()には聖なる光で見えなくするから大丈夫だお☆」


 実言うな! 手錠があるから脱げな…あっ、簡単に外れるんだそれ。知らなかった。

 完全に身ぐるみ剥がされすっぽんぽんに。ひどい…。


「私の魔法少女の衣装なんてどうするつもり!?」


「・・・くんくん」


「えっ!? ちょ…」


 嗅ぎ出したよこの子!なんかめっちゃ恥ずかしいんだけど!


「うん…いい」


 そんなことを呟きながら【ドレスチェリー】も脱ぎ始めた! 何する気!? って思ったら


「ん…暖かい…温もりを感じる…」


 私の衣装を着おったよこの子! あぁ!もう!めっちゃ恥ずかしい!!!

【ドレスチェリー】は手をクロスして自分の肩に手をかける。そのままうずくまって小さくなっちゃった?


「あぁ…感じる…!」


 ひぇえ…これあれだ!自己満足系のやつだ!


 とか真面目に解説していたら景色が自室に戻った。

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